女神に一喝神父 ページ16
『ん、………はっ…っ………れろ』
チ｢……ん、っ、はんっ………｣
長い時間重なっていた2人の唇は、銀の糸を引きながらやっと離れた。やがて、プツリと切れる。
チ｢………っはｯ、ヤバイ、酸欠だ……って………、｣
とんでもない叫声が、森全体に広がる。木々に止まっていた鳥達は飛び去り、他の動物達も逃げる。
『…………っ、ﾊｯ、はぁっ。な、何急に叫んでんの??って、ぁ………??』
ｸﾗｯ
もっと酷い酸欠に襲われていたのはAの方だった。目眩がしたとたん、女神チョロ松がいる泉に落ちてしまった。
チ｢わっああ!?落ちちゃダメ!!この泉、深いんだから!!｣
ｻﾞﾌﾟﾝ。
チョロ松は素早く潜って泉に落ちたAを抱き抱えて引き上げる。
『…………………………』
チョロ松は冷や汗を流す。Aの胸元に耳を当てる。
チ｢心臓の音がしない｣
Aは酸欠なのにも関わらず水の中に落ちてしまったため、心肺停止になってしまった。
チ｢……っ、どうしよう、僕、やっぱり駄目だ……!!いつもやり過ぎちゃう。……かっ、カラ松!!カラ松兄さん!!カラ松兄さぁああん!!!｣
そこに、1人の神父の格好をした少年がやって来る。
?｢あれ、自称女神チョロ松じゃないかぁ。誰なんだ?そのboyは｣
チ｢カラ松兄さん……!!自称っちゃ自称だけど、あのね、Aに教会の行き方を教えて、女神の禁固契約、技術伝承したら酸欠に………｣
カ｢やりすぎだ、brother。程々にと言ったろう。お前は本当に女神な訳じゃないんだ。俺らは実際、“悪魔”なんだから。魔力がいくら消されてるとはいえ、お前は悪魔の力が回りに漏れないようにお前の中で爆発するケースなんだぞ、特に理性な。大体シコ松なんだから確りしろよ。｣
チ｢………うん…………、シコ松って言ったから後で殺すけど、ごめんなさい、A、カラ松兄さん……!!
…………というか、ｸﾞｽﾞｯ…一松は?｣
カ｢おい。Aという奴はどうする。一難去ってまた一難処じゃないぞ。一難も去ってなんかないからな。一松のことは心配しなくていい。教会に運ぶが、技術伝承終わったんだろうな?｣
チ｢……終わったって、いってるじゃん…｣
カ｢なら話は早い。連れていく。まぁお前は少し反省するんだな。その泉から出れないからなw｣
チ｢悪魔化すれば行ける｣
カ｢A君が驚くだろう｣
チ｢平気だよ｣
カ｢駄目♪俺が持ち帰る。｣
チ｢どういうこと｣
Aは、夢魔闇の中をたださ迷うだけだった。
#作者願望#できれば一番してほしいこと
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きゃんでぃー - 続きみたい。めっちゃみたい面白かったです (2020年2月10日 18時) (
レス) id: 04712bb899 (このIDを非表示/違反報告)
風邪(プロフ) - 自衛隊員さん» こちらこそ！シバ、イチ、だった風邪だよー！ (2019年8月6日 18時) (レス) id: 41ed55b1cf (このIDを非表示/違反報告)
一松girl - おもしろかったです！続き楽しみにしてますね！ (2019年4月5日 0時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
自衛隊員(プロフ) - え……イチ？……久しぶり、覚えてる？名前変えちゃったけど……らーくんだよ。復活してくれて嬉しいよ。又宜しくね。 (2018年10月15日 16時) (レス) id: d960d22aa5 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - ヰチさぁん！久しぶりっ！私はいなくなってないっ！ログインしたよっ！復活おめでとー！ (2018年7月14日 18時) (レス) id: 5074694cef (このIDを非表示/違反報告)
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