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『は、はい………』
アカン。完全にやってもうた。
俺以外のひとがみんなびっくりしてる。いや、俺もびっくりしてんねんけど。。
この人が、オモイダマを好きというてくれて、で、ホンマですかありがとうございます!でええはずやのに。
何でか知らんけど、口が勝手に動いてた。
紫「ちょ、す、すばる…?」
赤「す、すんません。いきなり…」
あわてて頭を下げる。
『いえ。。。好きです。オモイダマ。とっても』
まっすぐな目で言われた。この人の本当の言葉やって、俺は場違いに嬉しかった。
『ユーチューブで、見たんです。たまたま………私っ』
その時、りりこさんを呼ぶ声がして、りりこさんははっとした顔をすると楽屋を出て行った。
でも、出ていく直前に、にこっとほほ笑んで、よろしくお願いしますって言うてた。
ああ、あああ……タイミングわるぅ……
緑「なに、すばるくん。いきなり。俺めっちゃびびったぁ」
赤「いや、なんか、しらんけど………」
恥ずかしくて、気まずくて、もごもごしとったら余計からかわれた。
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作者名:柴色 | 作成日時:2017年10月4日 23時