三好、波多野：道は【まろん様リクエスト】 ページ45
「ここ、どこ…」
「知るかそんなの」
波多野に一蹴されてしまったので、できる限り視覚から受け取れる情報を確認しようと思ったのだが…
見たこともない方法と資材で造られた天に向かってそびえ立つ建物たち、羞恥心はないのかとうほど短くしたスカートとなにかを威嚇する為と言わんばかりの化粧をした女性、さらに―なんだこれ？板をいじくって歩く男性？
「ほんとどこ」
「わかったからいいんだけどねぇ！」
五回目の質問でついに波多野がキレた。
ベンチに座って空を見上げていた波多野が怒ったようにこちらを睨み、指を指してくる。
「いいよ！わかったよ！ならそこらの奴に聞いてここがどこかハッキリとさせてやる！見とけ！」
「どうも」
波多野はずかずかと女性(さっきの子達と似た格好をしているが、スカートの丈は安心な丈だった)に話しかけた。
「どうもお嬢さん！こんにちは！ここどこ？今から良い所行かない？」
「マテコラ」
少し遠くで聞いていたがあまりの適当な聞き方につい近くに寄ってしまった。
「なんて聞き方してんだ」
「こういうとき『ここどこ？』って言うと警戒されるじゃん？」
「さりげなく会話に混ぜたつもりかコラ」
「文句あるなら自分でやってみんかいこのチビ」
「いいだろう目ン玉潰してそのまま感染病になって死んどけ」
僕はさりげなーく女性の手を握る。
「今僕達、上司から目隠しされてここに下ろされまして、『ここから職場に帰ってこれるかな』ゲームをしてるんですよ、で、ヒントだけでもと思いまして…」
波多野が急に俺の手をべちん！と叩いてきた―いってえなこのやろう。お陰で手が離れたじゃねぇか。
「それなら俺でも出来る…お嬢さん！」
と、言いながら波多野は胸元へ女性を寄せる…
…………。
「なんだよ三好急に！」
「なんかイライラしまして…あのすみません、僕だけでいいので少し案内して欲しい所がありまして」
波多野から女性を剥がし、女性の頭を両手で固定する。
「三好抜けがけズルい！」
「はぁ？道を尋ねてるだけですが？」
「俺も尋ねてるんだけど！？」
にっこり笑って、女性の反応をみる…さあ
まずは名前から聞かないと
田崎：どろどろ【しえんた様リクエスト】→←実井：恋とは【Ma?塩化ナトリウム様リクエスト】
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御冷ミァハ - 〈harmony/〉パロで波多野お願いします(>ω<) (2016年6月4日 22時) (
レス) id: 274ede080a (このIDを非表示/違反報告)
深夜放送 - しえんたさん» こんにちは！喜んでいただけて嬉しいです！次は続編で気軽にリクエストして下さいね〜 (2016年5月22日 19時) (レス) id: ae86f31621 (このIDを非表示/違反報告)
しえんた(プロフ) - こんにちは〜！リクエストありがとうございました(*^^*)読みながらニヤニヤしましたwまた宜しくお願いします(*´ω｀*) (2016年5月22日 14時) (レス) id: de39b7d707 (このIDを非表示/違反報告)
ハイセ - どのお話もすごく素敵ですね!あの、リクで田崎さんの激甘お願いしてもいいですか？ (2016年5月22日 0時) (レス) id: aa76fc5df9 (このIDを非表示/違反報告)
深夜放送 - ayaさん» こちらこそリクエストありがとうございます〜！次はぜひ続編でリクエストして下さいね！ (2016年5月20日 20時) (レス) id: ae86f31621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深夜放送 | 作成日時：2016年5月5日 14時
