追いかけたい

嫌な予感 ページ45

誕生日プレゼントも無事に渡せ、幸せの日々を送っていたが、翔平にとって最悪なことが起きてしまった。


昨日、翔平から電話があったかと思いきゃ、電話の送り先は一平さんからだった。


「こんにちわ、翔平の通訳を担当している水原一平です。突然ですが、こちらAのお電話で間違いないですか？」


『はい、Aで間違いないです』


なんで、一平さんから？


まさか、、、、


嫌な予感がする


「いつも、翔平からAさんのことは伺ってます」


『あ、そうなんですね』


「初めての会話がこのようなことで申し訳ないのですが、」


ドクン


心臓の鼓動が速くなる


どうしよう、翔平に何かあったら


思えば思うほど、ドキドキする


「実は、翔平が今さっきの練習で大怪我をしまして、」


『、、、、、、え』


嘘でしょ、


翔平は野球選手で、大まかに言うと、スポーツ選手


怪我をすることは当たり前


きっと、私のこの悲しみ以上に彼の悔しみの方が全然上


翔平に今すぐ会いたい


でもどう声をかければ


『そ、そうですか、態々、ご報告本当にありがとうございます』


「いえ、、正直僕も驚きと悔しさを隠しきれません」


そうだよね、一平さんは私よりも前から翔平のことを見て来たから、人一倍翔平のことを気にかけていたから


『いいえ、一平さんも悔しいはずです、私だってとても悔しいです。この状況ちょっとずつ乗り越えていきましょう』


「、、、！はい、また、何かあったら、連絡しますね」


『こちらこそ』


ピー




今この状況、どうすればいいのかわからない


翔平を一人にさせた方がいいのか、励ました方がいいのか。


わからないことだらけ、頭の中がゴチャゴチャ


翔平の怪我が心配でならない


私はダメな女だ


彼氏が大ピンチなのに、動けない最低な女

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