追いかけたい

ただの ページ27

昨日は自分がドッキリを仕掛けているつもりが翔平が逆ドッキリしていて、めちゃくちゃ驚いた。


でも、翔平がトマトを克服したわけだし一点落着。


ん？今何してるかって？


今はねぇ、、、何とあの大谷翔平の練習試合を生で見ています！！！


昨日の夜に付き添いに来てって言われたんです〜！！


もう、早速ホームラン打っちゃっています！！


内心めっちゃ興奮してる。


家にいる時と今この時の翔平が違いすぎる。


いつもの調子はどうした。


なんか、周りのレディーたちが目をハートにして翔平を見ている。


こうしてみると、やっぱ、世界的なスターだってことが分かる。


やっぱり、尊敬はするよねぇー


こんなにも、筋肉があって、高身長で、顔ちっこくて、イケメンで、紳士で、、、


、、え、誰？


なんか、翔平と仲良さそうに話している美人なおねえさんがいるんだけど。


まさか、私の隠れたところで、女の子とでも遊んでるのかしら。


翔平に限ってそんなことあるはずは、、


あれ、なんでこんなに必死になってるんだろう。


実質、私は翔平の家政婦なのに、そう、ただの家政婦。


彼だって、暇な時にはそうしたいよね、ただでさえ休みが少ないんだから、、


そんなことを考えていたら、涙が出そうになってきた。


だめだ。


今泣いてしまったら、翔平が帰ってきた時に困っちゃう。


それに、私の気持ちの整理がつかなくなる。


今日は翔平には申し訳ないけど帰ろう。


訳は後で話せばいい。


そして、私は球技場を去った。

やけ飲みじゃぁぁ→←現実味がない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す