追いかけたい

もっとコキ使って ページ23

翔平の家に着いて、荷物を置き終わった。


今日からここが私の部屋だと思うとウキウキする。


荷物を置き終わって一息ついていたところに翔平が来た。


「どう、荷物置き終わった？」


ナイスタイミング！


『うん、全部キャリーケースに中空っぽになったよ』


元々日本からロサンゼルスに行く時に荷物を少なくしていったから、あまり置き終わるのに時間はかからなかった。


『よし、一通り荷物も起き終わったし、何かやることある？』


もう休憩もしたから、もうそろそろ仕事に移り変わんなきゃ。


「もう、いいの！？流石Ca」


『フフ、でしょ。でも私は元Caだから』


「そっか」


今は、翔平の家政婦だからね。


『で、何かやることある？』


「えっと、、この紙に書いておいたから、それをやってくれたから後は自由に過ごしていいよ」


どれ、どれ


メモに書いてあったことは、、、
・食材の買い出し
・家掃除
・食器洗い
・料理

といって意外と少なめだった。


「どう、大丈夫そ？」


『うん、全然問題はないんだけど、なんか意外と少ないね』


「まぁ、初回だからね、ていっても慣れてきてもこれくらいの量だと思うけどね」


なーんだ、もっとコキ使われてもよかったのにと若干思った。


「なんか、まだ物足りないような顔してるね」


『また、読まれた』


出会って2日ぐらいしか経っていないのに凄すぎ。


「、、、これの3倍ぐらいにしよっか」


めっちゃ、悪気がある風にしか聞こえないんですけどー。


『誰も、そこまで増やしてとは言ってない』


「そう言うふうに見えたから」


『いや、そう言うふうに見えたって、自己解釈しないでくださーい』


て、その何倍も煽ってやった。


「ほら、口を動かさないで手を動かしましょー」


最後に、ニタっと意地悪そうに笑いかけられた。


『言ったのは、そっちでしょー』


と、じゃれあったひと時でしたー

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