きょうから家政婦の神楽 ページ21
今日は朝早く起きて、人が少ない空港に私服で出口へと向かっている。
周りにいる同僚なども目を見開きながら見ている。
ここで恥をかいたとしても絶対に大谷さんの家政婦になる。
そう決めてここにやってきたんだから。
ちゃんとここで辞めて正式に大谷翔平の家政婦ですって今日から言えるようになりましたー！
社長からは貴方の正しいと思った道を進みなさいとめっちゃシックリくるようなことを言われた。
正直泣きそうだったけどそれを堪えた。
コツコツコツ
朝の空港には誰もいないためパンプスの音だけが響く。
後ろから見たら、ドクターzみたいになってるかしら。
そんな、外から見て周りが考えられないような発言を心の中でぶちかます。
ついでに今まで(っていっても1週間ぐらいだけど)泊まっていたホテルに全ての荷物を取りに行った。
旅行に行く時のパッキングみたいにワクワクした。
よし、ようやく全部詰め込めた。
最後に『今までありがとう！今度また機会があったらまた来るね！』とホテルにお礼をしてから外へ出た。
「A、A！」
朝から私なんていう妄想をしてるんだろう？
今いないはずの彼が私のことを呼んでいる。
幸せ。
こんなことが現実なら、、「現実なら何？」
『ひゃぁ！！』
『え、誰って翔平！？』
目の前にいるのはきっと妄想だと思っていた翔平がいる。
「誰って、酷いなぁ」
『ごめんごめん、考え事してたから、、』
半分ホント、半分嘘
「へー、で、現実ならなに？」
やべ、聞こえてたんだ。
『えー、秘密』
こればかりはいってはならない。
言ったら私がもう一生翔平と顔を合わせられなくなる。
「ふーんで、どうだった？」
ちょっと翔平にドッキリ仕掛けてみよう。
私はさっきと雰囲気を変えて、真剣な顔に変えた。
『ごめん、翔平、、実は、、』
「え、やっぱりダメだった？」
ダメだ推しの辛い顔には弱い。
それをなんとか耐えて、、
『うん、実は、、今日から翔平の家政婦になれることが嬉しくって』
「て言うことは、今日からは僕の家政婦！？」
『そう、ゴメンねなんか反応紛らわしくって』
「吃驚したーだめかと思ったじゃん」
『えへ、実はドッキリ仕掛けてた』
「なぁーんだ、びくったー」
ドッキリ大成功！！！
『フフ、今日から正式によろしくね！』
「こちらこそよろしく」
今日から正式に大谷翔平の家政婦になりましたー！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - まるさん» まるさん、有難うございます！これからも更新頑張ります (2023年5月8日 21時) (
レス) @page49 id: 1db806d7f1 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - まるさん有難うございます！これからも更新頑張ります！ (2023年5月4日 12時) (レス) id: 1db806d7f1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 過去一面白い！！更新楽しみ♪ (2023年5月3日 19時) (レス) @page31 id: 0b18c5fe64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイ | 作成日時：2023年4月2日 18時
