追いかけたい

ディ○ニーランドより嬉しい ページ14

『へ、今なんと？』


私の妄想かもしれないからもう一度聞いてみた。


「あ、別に嫌なら良いんですけど、そんなに決まらないなら、いっその事家で食べるにもありだなぁて思っただけです」


『いえ、、全然大丈夫です。ぎゃくにうr』


うわもう何回口滑るの？


普通、成人男性の家しかも独身の方の家に行けて嬉しいとか変態かよ。


「嬉しいならよかったです」


とちょっと意地悪そうに言った。


『あーまた技と私のめちゃくちゃ言わなきゃよかったて思ってること言ってますよねー』


「違いますよー」


といたずらした子供みたいに笑いながら言ってる。


くそ、可愛すぎる。


この笑顔なら許せる。


なーんて思った。


でも一つ問題点がある。


『あのぉ、パパラッチとかに追われてたりしますかねぇ』


1番の問題点はこれ。


私のせいでパパラッチに写真なんか撮られて大谷さんに熱愛報道なんて出て、野球がやりづらくなってしまったら、嫌だし。


そんなことになるならこの幸せを壊された方が全然良い。


「なら、早めに行きましょう、もうじき記者会見が終わるはずです」


と言われて、大谷さんに手を引っ張られて、走り出した。


彼と一緒に走っている時とても気持ちよかった。


彼の大きな背中を見て、私はこの背中を生で見ているありがたみと、彼とならどんなことでもできそうだと思った。


でもあくまでも関係は推しとファン。


ほど遠い存在だとは思う。


でも神様こんな私だけど彼とまだいさせてください。


1分でも長くいさせてください。


彼の背中を見ながら、そんなことを思っていた。

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