オリのマネージャーさん 2【オリックス】 (ページ23)

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Aside

翌日

今日は大事なスタッフ同士でのミーティングがあるため、

いつもより早い時間に集まる。

そして今はあと数分で

そのミーティングの開始予定時刻なのだが…

「そういえば永野さんまだ来てませんか？」

「まだ…来てないですね」

「吉田さん、彼女にこのミーティングのことちゃんと伝えました？」

「それは勿論…」

昨日の帰る直前にも口頭で伝えたし、メールも送ったし…

若干この場の雰囲気が重くなり、

もう予定時刻になろうとした時だった

「お、遅れてすみませんっ！」

「遅いぞ永野！」

息を切らした永野さんが飛び込んできた。

「申し訳ありませんっ。時間を勘違いしてたようで…」

「勘違い？」

「吉田さんから伝えられていた時間が、

本来の時間より遅く設定されていたもので…」

彼女の言葉で、ここにいる全員が息を呑む。

そして名指しされた私の心臓は、

悪い意味でバクバクしていた。

「…吉田、それは本当か？」

「そ、そんなはずはっ、」

思わず立ち上がって口を開いた時、

永野さんの鋭くて温度のないような視線が突き刺さる。

まるで「余計なことは言うな」と牽制しているかのように

「っ…」

「…まあいい。永野も来たとこだし、始めよう」

「はい」

そしてなんとかミーティングは普段通り終わった。

でも終始モヤモヤしながら、

自分のカバンを開けた時、ある違和感を覚える。

「あれ…」

ない

常に携帯している、『あのノート』

「…吉田？どうかしたのか？」

「えっと…『大事なもの』をなくしてしまったみたいで…」

「大事なもの？」

やばい、スマホを落とすことよりもやばい

なんせそのノートには

「私が個人的に書いている、

選手のデータをまとめて書いたノートです…」

.

準決勝ヤバすぎましたね！！！！！
オリックス勢の活躍も素晴らし過ぎる！正尚様様です…
そして個人的に最後の村上選手が、完全に福留選手のあの名場面に重なって感動しました…