スランプ ページ11
誰にもスランプというものがある。
私はその言葉の意味も知らなかった。
ダンスの先生に、怒られるようになってからは、どんどん自身も落ちてきて、辛かった。
その上、腹筋背筋腕立ては、普通に私もやらなければいけない。
腕立てなんてやったことなかった私は、いつも練習のちょっとした時間内にできないため、終わってから1人でやっていた。
ある日先生に「Aは顔がいつも一緒。なにも伝わってこない。踊りも真似してるだけ。」
散々なことを言われ、練習の雰囲気も悪くしてしまった。
その日は残って練習をするといった。
でも本当は1人で練習室の隅で泣いていた。
あぁ、初めて見学した時もここで見てたっけ。
現実を見た感じがした。
家に帰りたい。家族に会いたい。
そう思った時だった。
薄暗い練習室に明かりがついた。
『ジフンオッパ…』
「やっぱりな、まだここにいると思った。」
ジフンオッパは黙って私の横に座り私の気が落ち着くまで一緒にいてくれた。
「やめたいって思っても僕たちを思い出して。そしたら気が楽になるから」
『…うん』
その日から怒られても怒られても一生懸命ついていった。
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ハウル(プロフ) - アインちゃんLOVEさん» こちらとしては何も対処できないため、占いツクールに問い合わせをお願いいたします。 (2018年9月29日 21時) (レス) id: a064386249 (このIDを非表示/違反報告)
アインちゃんLOVE - 名前をナナって設定にしたのに小説では「そうナナ」って出てくるんだけど (2018年9月29日 16時) (レス) id: 9555249b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハウル | 作成日時:2018年9月24日 0時