ヌナからの連絡 ページ34
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日本滞在最終日。
本当なら今日は1日オフで、夕方の便で帰国するはずだった
だけど、急遽スケジュールが変更になったらしく
朝から日本の雑誌の撮影とインタビューが入った。
SG『はぁ…』
仕事が入るのは別に嫌じゃない。
むしろ嬉しいことだ。
こうやって日本で僕達がとりあげてもらえるのは
認められてる証拠だし……
ただ何が気に食わないって？！？！？
それは今朝に遡る…
今日は元々オフの予定だったから
いつもの時間より少し遅めにホテルを出て
Aヌナのいるカフェに向かった
いつものようにドアを開けると今日もヌナがいて
またいつものようにアイスコーヒーを注文する
〜〜〜♪
その時僕の携帯に着信を告げる音が鳴った
SC『スングァナ、すまん、スケジュールが変更になったみたいなんだ。今すぐホテルに戻ってきてくれないか？』
SG『えっ？今日はオフじゃ…』
SC『それが、撮影が入ったみたいなんだよ』
SG『〜〜〜、はい。分かりました。戻ります…』
『電話、大丈夫ですか？』
僕の電話が終わったタイミングでヌナが声をかけてくる
SG『あ〜〜、仕事入っちゃったみたいで…もう行かなきゃみたいです』
そう言うと
『じゃあ、すぐ飲み物作りますね…ちょっと待ってて！』
と急いで用意してくれて、
その場でコーヒーを受け取る
『お仕事ファイティン！』
そういうヌナに背中を押されて僕はカフェを後にした
そして、ホテルに帰ってくると
すぐ支度をして出発。
ここは都心から少し離れた場所のようで
撮影場所まで時間がかかるらしい……
”お仕事ファイティン！”
Aヌナの言葉を思い出しては
にやけるのを我慢して頑張るけど
このお仕事が入らなければ
もう少し一緒にいれたのにな〜〜
最終日ぐらいもっと長くお話したかったな…
なんて思うとすこしモヤっとした
どうせヌナからの連絡は来ないんだし…ちぇっ
そして冒頭の溜息にもどる。
撮影が終わると僕達の日本旅行は幕を閉じた。
夕方の便で帰国し、僕達の宿舎に着く頃には
夜の10時を過ぎていた。
飛行機に乗ってから機内モードにしたままだった
携帯を復活させる
あ、カトクの通知来てる
開くとトーク欄に一際目を引く初めて見る名前がひとつ
”A”
AAです。スングァンくんのカカオであってますか?
A登録しました。よろしくね?
※都合上メッセージ日本語表記させて頂きます
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作者名：れ | 作成日時：2020年5月2日 11時
