* My boo

紳士 ページ29

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HS『さっきメモになんか書いてただろ？？やっぱり連絡先渡したのか〜〜？(笑)』

JS『おー、スングァニもやるときはやるね』


カフェを出てからホテルに帰るまでの道のり

僕はさんざん2人のヒョンにいじられた

これも全部となりで涼しい顔をしてるこの子のせい

さっきからずっと睨んでるのに気づきやしない

でも、なんだか不思議と悪くないこの感じ

僕に好きな人が出来ても、このヒョンたちは

アイドルだから諦めろと頭ごなしに言うんじゃなく

ちゃんと僕のことを考えてくれるんだって


そう思えたから


ホテルに帰ってからはヒョンたちとロビーで別れ

撮影の時間までまで各々の時間を過ごす


今回の日本での撮影はどうやら旅行をテーマにした

リアリティ撮影のようで、自分たちで行き先を決めて

自分たちでハンディカメラを持って撮影をするらしい

もちろんスタッフさんもいるけど

本当の旅行みたいでとてもワクワクする

さっそくどこに行くか話し合いを始めると

ホシヒョンが僕に向かって

今朝のカフェに行こうとしきりに言っている



けど、それだけは絶対に嫌だ

Aヌナに迷惑をかけるなんてお断りだし

なにより他のヒョンたちにあのカフェを知られたくない

ほんとは僕だけの秘密の場所にしたかったのに

シュアヒョンが『こんな大勢で行ったらお店に迷惑かかるでしょ』と

ホシヒョンを抑えてくれて

なんとか今日の行き先が決まりそう


ちゃんとお店のこと考えられるなんて

やっぱりヒョンは紳士(ジェントルマン)だな




JS『スングァナ』

さて出発！ってときにシュアヒョンに呼び止められる

SG『なに〜？ヒョン』

JS『あのお店のことみんなに知られたくないもんね？感謝してよ？』

近づくと耳打ちされる言葉



あ〜〜〜〜前言撤回！

この人はぜんぜん紳士(ジェントルマン)じゃありません！！！



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