僕の勝ち ページ14
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韓国語『』
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”友達と話す時いっつもぶーちゃんって呼んでて”
僕の話も友達としてくれてるんだって思うと
ヌナのぶーちゃん呼びも他の人から呼ばれるより特別な気がして嬉しくなる
SG『嘘です、ぶーちゃんでいいです。いっつも呼んでるように呼んでください!』
そう言うとまた目を大きく開けて驚いた顔をする
もうヌナの目に涙はなく少し落ち着いたのか少し微笑んで話し始める
『えっと、さっき声かけられた時からぶーちゃんとボノニだってことは分かってて…できるだけ普通に案内しようと思ってたんですけど私の名前が聞こえてそれで嬉しくて涙が……ごめんなさい…なんか私だけこんな嬉しいことあって他のCaratちゃんに申し訳ないなってえっと、それで……』
ヌナは一息で話すと立ち上がり
『ここ外だし誰かに見られちゃまずいですよ私と2人だけなんて勘違いされちゃう!ホテルもうそこなので!』
そういうとそのまま帰ろうとする
あまりの速さにあっけに取られてるのは僕の方で
歩きだそうとするヌナの手を咄嗟に掴む
SG『ちょっとまって…!もうちょっと…お話できませんか?』
『え、でも……』
SG『僕がヌナと話したい。今は夜だしこの通り誰も歩いてないし…だめ…ですか?』
ずっと会いたかったAヌナ…
このチャンスを逃したら…そう思うと
精一杯のあざとさでヌナの顔を見つめる
年上の女性はこういう可愛い顔に弱いって聞いたことあるんだ
『そんなこと言われたら断れないじゃないですか』
そう言って僕の隣にまた腰をかけるヌナ
これはどうやら僕の勝ちみたいだ
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作者名:れ | 作成日時:2020年5月2日 11時