神様のきまぐれ ページ12
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SG『ハァ…』
とりあえず記憶をたどってさっきのコンビニの方に戻ってみる
でも周りは暗くて土地勘のない僕達は
これが戻ってるのかどうかも分からない
とりあえずヒョンに電話……と思いポケットを触る
……が携帯がないもしかしてホテルに置いてきた??
隣にいるボノニに電話してもらおうと声をかけるが
VN『携帯持ってるけど充電無い』
と言われて肩を落とす
幸が不幸か夜中だということもありあまり人も歩いていない
どうしようかと焦りながらとりあえず歩いていると
横道からコンビニ袋をもった女性が出てきた
こんな時間だし背に腹はかえられない
さっきのコンビニが近いのかも!
そう思った僕はできるだけ驚かさないように
帽子とマスクを取りその女性に声をかけた
SG「あ、あの、すみません……」
「!?!?」
女性はいきなり声をかけられたからか
驚きながらも僕達の声に足を止めてくれる
たどたどしい日本語と少しの英語
大きいジェシュチャーでホテルの場所を伝えると
彼女は少し考えたあと少し微笑んで何かをつぶやく
伝わったのかホテルまで道案内をしてくれるらしい
僕達も日本語が得意なわけじゃないから
特に何も話すことも無く3人並んで無言での道のり
そのときやっとその親切な女性の顔をちゃんと見る
あんなに優しくなかった神様が
やっと僕の味方をしてくれたかもしれない
間違えるはずない
だって僕がずっと会いたかったひとなんだから
SG『 _________ Aヌナ……?』
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作者名:れ | 作成日時:2020年5月2日 11時