天使は笑う (ページ14)

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カレーを作ってジョンハンの帰りを待つ。

時刻は7時をまわっていた。

…おかしい。

いつもはすぐ帰ってくるはずのメールも帰ってこない。

私は思わず、外に出てジョンハンを探しに行こうとした。

外はもう暗かった。

｢Aちゃん？なんでこんな時間に…｣

そう言われて振り返ると、見たことの無い男の人が立っていた。

｢誰…ですか？｣

｢あっ、そっか、僕はジス。
ジョンハンの友達。ジョンハンから良く君の話を聞いてるからわかったんだ。｣

ジョンハン、という言葉に反応する。

｢そうなんですね。
ジョンハン知りませんか？帰ってこなくて…｣

｢…あー。僕から連絡してみるよ。｣

｢ありがとうございます。｣

そう言うと、電話をしだしたジスさん。

｢ジョンハン、もうすぐで帰るって。
寒いでしょ？Aちゃんも帰りな。｣

そう優しい笑顔で言う。

｢それと…さ、ジスって呼んでよ。
同い歳だしジョンハンを知ってる者同士。｣

｢分かった、ジス。よろしく｣

そう言うと満足そうに微笑む。

｢ばいばい｣

｢ばいばい｣

そして私は家に帰った。