13人のナムジャと1人のヨジャ

ヨジャ３１ ページ32

WN



俺は認めたくない理由があった


だって、あの子は何も知らない


SEVENTEENというグループ名を貰ったときとか、


デビューを取り止めにされたときだって


ジュンや、ミンハオもそうだと信じてた


アイツらは言葉が通じず苦労してるし、ウジやクプスヒョンは一番辛い思いをしてきた


なのに、みんなあの子に対して負の感情が薄れてる


そう思ってこんなにも反抗し続けてたのに、


どうして俺もあの子が気になるんだろう









｢ヒョン、靴忘れてます｣


JN｢あ、ホントだ！笑｣


MH｢しっかりしてよ｣


HS｢次Aに持ってきてもらったらその日裸足だからな｣


DN｢うわ、辛い！笑｣


JN｢ホシごめんって！許して〜｣








パフォチが羨ましい


それが顔に出てたのかクプスヒョンが肩に手をおいた








SC｢ウォヌ、もう自分を偽るな｣



WN｢俺は別に。｣



JH｢ウォヌや、俺達見たんだ。

あの子が深夜練習室から出てくるところ｣




JS｢いつも宿舎を朝に出ていくのに、

全然戻ってこないからどこにいるんだろうって思ってたんだけど。

きっとオールでやってたんだと思う｣




WN｢たまたま寝てただけじゃない？笑｣




JH｢いや、いつもそうだった。

今はボムジュヒョンのレッスンだからそれはなくなったけど｣




JS｢あの頃見ていられないくらい細かったし｣




SG｢僕この間も見たんだけど、帰ってきてからも近くの公園で練習してるんだ。

だから、認めてあげて｣









俺たちは家族の言葉を信じないほどバカじゃない。

あの子の踊りを見てみたいと思った

その考えは共有されて俺たちは宿舎を飛び出した

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