13人のナムジャと1人のヨジャ

ヨジャ２５ ページ26

HS







練習室についてすぐに頼んでおいたファーストフードが届き


みんなが取り終わるまであの子は微動だにせずじっと見つめてた









MH｢なんか前より細くなったね？最近食べてる？｣


｢食べるときには食べますけど食欲があんまり湧かないんです｣


DN｢分かった！じゃあ、お粥！｣


HS｢お粥？｣


DN｢お粥ならお腹に優しいし、美味しいじゃないですか。

あの子もきっと食べれますよ｣


｢あの子.......｣







その瞬間、ディノがしまったという顔をした

思えば俺たち、この子のこと名前で呼んだことなかったっけ

まぁ、話すこともなかったし仕方ないって言われたらそれまでだけど







DN｢ご、ごめんね？別に呼びたくないとかじゃなくて、つい癖で｣



｢いえ、大丈夫です。

私も皆さんのこと、彼らとか、メンバーの皆さんって呼んでましたし｣



HS｢そうなの？笑｣



DN｢名前、Aでしょ？｣



｢覚えててくれたんですか？｣



MH｢当たり前じゃん笑 僕たちもAってよんでいい？｣



｢はい！｣



HS｢じゃあ俺らのことは？｣



｢.....ヒョン？｣



DN｢えー！？笑｣



HS｢女の子はオッパだよ｣



｢おっぱ？いや、ヒョンのほうがしっくりきます｣



JN｢Aがいいならそれでもいいんじゃない？

新しくて面白いじゃん｣



HS｢まぁ、いいけどさ笑｣



｢ヒョン｣



｢｢はい｣｣



｢ヒョーン｣



｢｢はーい｣｣



｢ヒョン！｣



HS｢なんで怒られたみたいになってんだよw｣



｢あはっ｣









ボトッと手に持っていたものを落とした


だってAの笑顔を初めて見たから

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