ホシペンの彼女【スングァン】 ページ31
｢見てたよ｣
『どうだった？』
｢どうって…いつも通りだよ｣
少し冷たい反応に、胸が痛んだ
もうすっかり日は傾いていて、
日に背を向ける向きで歩きながら俯く
ホシヒョンには、かっこいいとか言ってたのにな…
『僕は…かっこよくなかった？』
自分でも思った以上に情けない声が
出てしまったけど、後悔しても遅くて。
｢スングァナ…？｣
心配そうに顔を覗かれてしまった
逆光で表情が見ずらいのか、
Aは更に顔を近づけてくる
『僕は、ホシヒョンみたいに
かっこよくないかもしれないけど…っ』
｢何言ってるのスングァニ？｣
勇気をだして言おうと思ったのに、
言葉を遮られてしまった
『え？』
｢私確かにホシペンだよ？…けど、｣
顔を覗きこんだまま言葉を続ける彼女
｢私の推しはスニョニオッパだけど、
私の好きな人はスングァナで、
彼氏もスングァナだからね？｣
当然の事のように、
サラッと言ってくれたAに、顔が熱くなった
｢推しと好きな人は別。私リアコじゃないし…｣
リアコならスングァナのリアコする！
なんてまた恥ずかしいことを言うもんだから、
Aの顔を手で押しのける
｢何、照れてるの？ㅋㅋ｣
笑う彼女に違うと反論しながら、随分伸びた影に目を落とす
｢あ、見て見て、手繋いでるみたい｣
僕の手に自分の手を近づけて、
手を繋いでいるように見せる彼女
影では手は繋がれているけど、
実際には僕達の手は触れ合ってもない
何だかもどかしくなって、勢いで手を繋いでみる
｢わ…っ｣
あんまり僕からこういうことしないから、
Aがビックリしているのが新鮮で。
『Aヌナ、大好き』
｢スングァナから言うの珍しい。私も大好き｣
そう言ってふわっと笑う彼女の笑顔が、
夕日に照らされて眩しかった
他ペンの彼女でも
幸せだからいいや、なんて思ったり。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
終わり方迷子です
すみません…(白目)
リクエストありがとうございました！！！
終わり
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空李(プロフ) - ぶー。さん» リクエストありがとうございます！少しお時間いただけますと幸いです！更新頻度酷いですが、これからも読んでくださると嬉しいです…！ (2019年4月19日 19時) (
レス) id: e6ecbe9f04 (このIDを非表示/違反報告)
ぶー。 - リクエスト良いですか？スングァンのハッピーエンドが読みたいです！あと、この短編集好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月13日 14時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空李 x他2人 | 作成日時：2019年2月25日 3時
