隣人以上、夫婦未満。 2【ドギョム】 ページ17
「なんだAって彼氏いたんじゃん」
お友達のうちの一人が
そう残念そうに言うものだから、
思わず心の中で残念でした、と言ってしまった
やっぱり最低でも1人は狙ってる人いると思った
来てよかった!正解!
お友達とAは同じサークルらしく、
僕もそこそこに仲良くしてもらった
「じゃあまたね!」
全員が帰ったあと、さぁ片付けしなきゃ!
と立ち上がったAを呼び止める
「どしたの?」
後ろから抱きつくと、擽ったそうに身を捩るA
それすら可愛くて、愛しくて
『楽しかったんだけど、ちょっと嫉妬』
「え、可愛いㅋㅋ」
『笑い事じゃないんだよ!
…実際、Aのこと狙ってた子もいたし…。
あと危ないから玄関の鍵はちゃんと閉めて!』
心配性だなぁ、ってさらに笑う彼女は、
「そんなに心配しなくても、
私はソクミン以外見えてないからね。
鍵はちゃんと閉めます、ㅋㅋ」
と返事をした
『……っっ…もうっ…!!』
抱きしめた手をばっと離して、
Aと向き合う形になる
『どうしてそんなに可愛いの?』
「そんな事言われても…」
『僕、本当に心配になってきた』
だから、と言葉を続ける
『僕と同棲しませんか』
あんなに言うのを躊躇っていたはずなのに。
今はすらっとその言葉がでてきた
『毎日Aのいる家に帰りたいし、
おかえりって言いたいし、ただいまって言いたい。
鍵の閉め忘れもごはん炊き忘れも、
僕がいれば無くなるよ、だからね…』
「うん、わかったから。落ち着いてㅋ」
彼女は僕の目を見て迷わずに言った
「一緒に住も、ソクミナ」
嬉しさでもうどうにかなりそう
「ずっと言ってくれるの待ってたのに」
『…っえ、ごめん』
許さなーい、と悪戯っ子のように笑う彼女をまた抱きしめる
『僕本当に幸せ、ありがとうね』
「こちらこそ。たくさん幸せをくれてありがと」
Aを、一生大切にしていこう
同棲しようと言うのも躊躇ったぐらいだから、
きっと僕は、永遠を誓う時も
情けなく迷ってしまったりするんだろうけど。
それでも、Aのことが好きだってことは
誤魔化すことの出来ない事実だから
ゆっくりでも、
絶対伝えるから
待ってて欲しいな
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最初から最後まで
幸せオーラ全開なお話書くの難しい…
駄作者そらりにしては頑張ったのでは…!!
(自画自賛)
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空李(プロフ) - ぶー。さん» リクエストありがとうございます!少しお時間いただけますと幸いです!更新頻度酷いですが、これからも読んでくださると嬉しいです…! (2019年4月19日 19時) (レス) id: e6ecbe9f04 (このIDを非表示/違反報告)
ぶー。 - リクエスト良いですか?スングァンのハッピーエンドが読みたいです!あと、この短編集好きです!更新頑張ってください! (2019年4月13日 14時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空李 x他2人 | 作成日時:2019年2月25日 3時