隣人以上、夫婦未満。【ドギョム】 ページ16
「ソクミナ〜〜、ご飯炊くの忘れた〜」
そう言いながらノーチャイムで家に上がってきたのは、
彼女のA
『また〜？じゃあ今日はうちでご飯食べてこ！』
「そうする！おかずとかは私が作るから！」
同じアパート、同じ階、隣の部屋に住むA
だから仲良くなったんだけどね
最初は隣人から始まった関係
可愛くて話すたびに惹かれていって、
気づけば大好きになってて
まさか付き合えるなんて夢にも思ってなかった
『ほんとに僕って幸せ者！！』
「どうしたの急に〜〜ㅋ」
そう言って笑う彼女を前から抱きしめる
もういっそのこと同棲しちゃいたいんだけどね？
付き合ってるのに隣の部屋ってなんかもどかしいし
けどそれ以上に、「同棲しよう」っていう勇気がなくて！
だめだな〜〜、情けない
けど、断られたら嫌だし…って気持ちもある
Aはきっと、笑顔で
了承してくれるんだろうけど、それでも躊躇ってしまう
ある日の大学の帰り
『あーやっと家だ〜』
自分の部屋が見える位置まで来たところで、
Aの部屋のドアが開いて、
数人の男女が入っていくのが見えた
Aの友達かな
気になりつつも自分の家に戻り、
カトクを開いてAにメッセージを送ってみる
いつも比較的返信が早いのだが、
今日は一向に返ってこない
やっぱり楽しく遊んでると気づかないのかな
そういえば男の人も入って行ったよね…
『なんか寂しい！！』
そう1人で叫んで、スマホだけ持って家から出る
すぐに体の向きを右に変えて、
彼女の家のドアを開ける
『あ、鍵かかってない』
友達が来てるからとはいえ、そこら辺はちゃんとして欲しい
女の子なんだし何かあったら困るでしょ！
ってここで言っても仕方ないんだけど
『A〜〜遊びに来た〜』
玄関で靴を脱ぎながらそう言うと、
奥からAがパタパタと駆けてくる
｢ソクミナ！…ごめん、今友達来てて…｣
『あ、そうなの？ごめんね邪魔して』
友達が来てることぐらい知ってまーす
だから来たんだしね！
｢Aー？、彼氏さん？｣
リビングからAの友達の声がする
｢そう〜、遊びに来たって｣
｢私たち気にしないから良いよ、寧ろ邪魔してごめんㅋㅋ｣
お友達がそう言ってくれたので、僕は遠慮なく家に上がる
『邪魔してごめんなさい、
Aの彼氏のイ･ソクミンです〜』
リビングにいたAのお友達にそう挨拶する
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空李(プロフ) - ぶー。さん» リクエストありがとうございます！少しお時間いただけますと幸いです！更新頻度酷いですが、これからも読んでくださると嬉しいです…！ (2019年4月19日 19時) (
レス) id: e6ecbe9f04 (このIDを非表示/違反報告)
ぶー。 - リクエスト良いですか？スングァンのハッピーエンドが読みたいです！あと、この短編集好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月13日 14時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空李 x他2人 | 作成日時：2019年2月25日 3時
