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高校生設定
赤｢あ、｣
緑｢なに？また忘れたん？｣
赤｢またって、たまたま、あいつどっか行きよった｣
緑｢教科書が勝手にどっか行くわけないやろ、失くしたん？｣
擬人化するんも関西人特有なんか？
んなはずないねんけどなー、とグチグチ言いながらカバンを逆さにして全部拡げるこいつは片付けを知らん
緑｢もー、なんでそうやって全部一気に出すかな？｣
赤｢だってすぐ見つかるやん｣
緑｢んで？あったん？｣
赤｢ないわ、てことで、｣
てことで、ちゃうわほんま
緑｢借りてきいや｣
赤｢ったしかに！｣
名案！とでも言いたげなのか、一瞬の間があったぞ
と、同時になるチャイム
錦｢始めまーす｣
数学担当、錦戸先生入ってきてしもた
赤｢神ちゃん…｣
緑｢ほんまに…｣
緑(あ！おい！)
赤(神ちゃんしー、授業中やで)
そうやって口に人差し指立てて俺に注意するんやけど
ちゃうねん、俺の教科書に落書きしよるからやん
赤｢今日教科書持って帰る？｣
緑｢あー、うん宿題出たし｣
赤｢おけおけ｣
緑｢なに、写真送らんからな、まじで探せよ｣
赤｢へいへーい｣
宿題しよおとゲーム一通り終わってから教科書開く…
緑｢…は？｣
なにこれ
即さっき閉じた携帯を開く
その瞬間電話かかってきた
緑｢！もしもし？｣
赤｢もしもし、神ちゃん｣
緑｢なにあれ！もう落書きこれにもしてたん？｣
教科書だけやなくて、課題用の問題集にも
赤｢落書きやないで、ラブレター、なぁ神ちゃん、、好き｣
緑｢っ、それはどーゆー｣
赤｢そのまま、恋愛で、神ちゃんと付き合いたい、
家行きたい、手繋ぎたい、抱きしめたい…あかん、
言うてたらほんまにしたなってきた…明日朝ちょっと早めに学校来て欲しい｣
緑｢…うん｣
これ言うんが精一杯やった
次の日の朝、ちょっと頑張って早く起きて早く家出る
赤｢あ、おはよお｣
緑｢ぉ、はよ｣
赤｢…神ちゃん、昨日も言うたけど、もう1回…俺、
神ちゃんのことが好きです。俺と付き合ってください｣
緑｢…お願いします｣
赤｢うぇ？！え！まじ！？｣
あれからぐるぐる考えて、朝起きたんやなくて、ほぼほぼ寝てないに等しかった
緑｢俺も、考えて、好き、やなって…｣
赤｢神ちゃん！一生大事にします！｣
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作者名：ななはち
| 作成日時：2021年7月13日 7時
