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2週間近く前の話やけど、
のんちゃんが話をしてくれる。
｢このおようふくと、サッカーのくつ！｣
｢のんちゃんサッカー習ってるもんね。
上手に蹴るの、今日の朝も見たし｣
｢うん！
だいとな、いっつもれんしゅうしてるから｣
｢大毅君もサッカーするんや｣
｢せんせは、いっしょにいたの、おともだち？｣
｢流星のこと？
お友達やで｣
｢らいおんさんみたいやね！｣
｢え、ライオンさん？｣
｢うん！｣
そう言うと、俺の膝の上から降りて、
友達とパズルしに行った。
ライオンさんって流星のこと？
あーたしかに。
今、金髪の長髪やもんな。
お迎えは、言っていた通り、
大毅君。
夏休みやから、少しだけお迎えが早くて、
のんちゃんは嬉しそう。
｢おかえりなさい。
お、大勢で、ご苦労さま｣
大毅君だけやなくて、
他にも3人。
ビックリ。
お友達やな。
1人、栗色の髪の毛の子は、
スラッとしてて、綺麗な子。
羨ましい。
｢騒がしくてすみません｣
｢いやいや、楽しくて良いんちゃう？｣
ええなあ、学生。
夏休みって感じがする。
｢だいー！｣
｢望、みんなおるで｣
｢じゅんた！あきと！はまちゃ！｣
｢久しぶり｣
｢デカなってんな｣
｢うお！｣
1人の子にのんちゃんが飛びついた。
それをしっかり受け止めてるんは凄いな。
若いからやな。
今は、腰やりそうやから、
子ども達に注意するもん。
｢望、どうでした？｣
それを眺めてたら、
大毅君から聞かれた。
｢今日も元気でした。
あ、ショッピングモールの話で盛り上がったんよ｣
｢あー・・・｣
2週間近く前の話、今更って思われてる？
｢流星のこと、ライオンさん！
言うてたから、
笑ってしもたわ｣
｢その、流星さん、って人、
金髪でちょっと長髪やったし、
イケメンやったから、
多分望の中でかっこいいの言語化がライオンやったんかも｣
｢まあなー。
確かに、的確って思ったわ｣
このタイミング？
流星は、中学の頃からの親友やって言うチャンス？
｢あの、｣
大毅君が口を開いた時、
違う子のお迎えが来た。
｢あ、おかえりなさい。
ごめん、また明日。
のんちゃんまた明日ね｣
｢ばいばーい｣
元気よく、はまちゃんに抱っこされて、
のんちゃんは帰って行った。
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作者名：ななはち
| 作成日時：2024年3月8日 19時
