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｢今日が初めてですか？｣
｢あ、うん。
てかタメでいいで。
大学生？｣
何となく。
トートバッグに今どきのファッション。
そんだけ髪の毛で遊べるんは、
まあ、大学生が妥当かなって。
｢はい、あ、うん。
大学2回生で、流星は姉の子やねん｣
｢そうなんや。
俺も姉の子で、今週と来週は俺が迎え当番なんよ｣
｢そうなんや。
俺もここ2週間くらいやねんけど、
望君がいっつも流星と遊んでくれてて、
お迎え行ったら、いつも一緒やから、
望君、俺の事覚えてくれて｣
｢へー。
望、人懐っこいけど、
怖い人には寄らへんし。
ともくんが優しそうやったんやろな｣
｢へっ！？｣
｢あ、ごめん。
望がそう呼んでたから。
神山君、やな｣
｢あ、いえ。
ともくんで大丈夫、です｣
｢また敬語なってもうてるやん｣
気まずいわけではない。
ただ、ちょっと、ドキドキするだけ。
｢なあなあ！
こんどのほいくしょのおやすみのひ、
りゅーせーとあそびたいねんけど！｣
｢あー、うん。
それは流星君の家族に聞いてみよか？｣
それ連れていくん、俺よな。
｢俺は大丈夫やで？｣
｢へ、あ、そうか｣
そうか。
お迎えがともくんなら、
休日の遊びに連れていくんもともくんになるんかな。
｢ほな、まあ、とりあえず1週間、
保育所頑張ってや｣
｢｢はあい｣｣
2人で手を挙げて返事してる。
可愛いなおい。
｢あ、えっと、大毅、さん｣
｢え、｣
思考停止。
｢あ、ごめんなさい。
俺がともくん、やから、重岡さん｣
｢いやや！
変えんといて！
そのままがいい！｣
｢あ、うん。
大毅さん、連絡先交換せえへん？｣
｢え、｣
あかん。
ほんまに思考停止。
なに、大学生ってこんなフッ軽なん？
｢週末、遊びに行くんやろ？
行かんくっても、多分流星、望君と色々連絡取りたいやろうし、
もし良かったら・・・
俺も、知りたい、から｣
｢お！俺も！
連絡先、LINE、でもええ？｣
｢え、LINE教えてくれるん？｣
｢え、それしかなくない？｣
｢あー、うん！｣
可愛い笑顔。
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作者名：ななはち
| 作成日時：2024年3月8日 19時
