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神様これは夢でしょうか？
重岡先輩からお迎えのお誘い・・・
｢親に聞いてみます！
連絡してもらわなあかんので｣
｢あ！そうか！
うわ、ごめんめっちゃ無理言って｣
｢いえ！
重岡先輩とやったら、流星も望君と一緒に帰れるし、
頑張って歩いてくれるかもなんで｣
｢あ、うん、せやな｣
｢あ、すみません。
お迎え一緒でも帰るのは図々しかったですよね、｣
｢あ！ちゃうちゃう！
望も喜ぶと思うわ。
俺も嬉しいし。
望も、前まで末っ子全開で甘えたで歩かへんかったのに、
昨日の流星君の前での望はちょっとしっかり者みたいに見えたから嬉しかったわ｣
｢それは良かったです｣
｢んじゃまた放課後｣
｢はい｣
とは言ったものの、
どこで待ち合わせですか？
何も決めてないし、
連絡先も知らんからなにも出来へん。
あっという間に放課後。
どうしよって迷ってるのもすぐやった。
｢神ちゃん、先輩呼んでるで｣
クラスメイトに声かけてもらって、
ドアの方見たら、重岡先輩！！？
｢ごめん。
どこで待ち合わせか言うてなかったなって。
門とこでも良かってんけど、｣
｢いえ！
わざわざありがとうございます！｣
｢ほないこか｣
｢はいっ｣
憧れの重岡先輩と並んで廊下歩けるとは・・・
｢あ、せや。
こんなことあるやろうから、連絡先交換しとかん？｣
重岡先輩の連絡先が俺の携帯に入ってる・・・
夢みたいや・・・
保育園着いて、それぞれの弟待って。
今日も4人で帰る。
案の定、望君と一緒の流星は手繋いで歩いて帰ってる。
その後ろ姿を撮ってたら。
｢その写真俺にもちょーだいや｣
｢はい｣
重岡先輩とのトーク画面にスタンプの次に来たのはお互いの弟たちの写真。
｢今日もありがとうございました！｣
｢望も嬉しかったと思うわ｣
｢ありがと！｣
｢どーいたしまして｣
流星は寝てるから、
2人分まとめてお礼言うとかな。
｢ま、俺も嬉しかったから｣
｢え？｣
｢また明日学校でな。
あ、明日からもお迎え行こうや｣
｢了解です｣
｢ふは、なんで敬語？
敬語やなくてええよ。
じゃ望行こか｣
｢しゅっぱーつ！｣
行ってしまった。
え、え、え、？！？！
自惚れていいやつですか！？
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作者名：ななはち
| 作成日時：2024年3月8日 19時
