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2人を連れて、憩いの部屋に連れていく。
ここは、まあ、憩いの場所。
2人を、抱っこしてゆらゆらして。
2人とも落ち着いてくれて、
午後もこっちで2人だけを見とこかなって。
そのまま2人とも、お昼寝に戻ってくれて、
なんとか事務作業を進めれた。
｢大毅君、智洋君やで｣
目が覚めた大毅君に、
まだ寝てる智洋君を紹介する。
｢ともひろくん｣
｢うん。
きりん組さんやねんけど、
仲良くしてあげてな？｣
｢うん｣
智洋君はおやつまで起きひんくて、
大毅君がおやつを食べ終わる頃に起きた。
｢智洋君、おやつ食べよか｣
｢・・・｣
｢このおかしおいしーで！｣
｢大毅君おかわりしたもんな｣
｢うん。
あ、ぼく、しげおかだいき｣
｢、とも｣
小さい声やけど、
自己紹介できた。
｢とも！｣
｢とも君｣
｢ともくん！｣
君付け、ちゃん付けは大切。
そこから2人で仲良く遊んでた。
元々お兄ちゃん気質の大毅君やからか、
優しい性格やし、
1対1で智洋君に合わせて接してくれた。
その日から、2人で手を取り合うシーンを何度も見かけた。
｢ともひろくん、おんなのこみたい｣
｢とも、おとこのこっ｣
｢ともくんはおとこのこやで！｣
いつでも大毅君が助ける姿を見る。
4歳児と5歳児の交流遠足。
もちろん、智洋君と大毅君がペア。
みんなのペースで歩けへん智洋君と手を繋ぎながら、
智洋君のペースに合わせて歩いてくれる。
遠足の行先、水族館では、
暗いとこが怖い智洋君に、
持ち前のおしゃべりを活かして、
沢山話しかけながら一緒にまわってくれた。
｢ともくん！｣
｢だぁきくんっ｣
大毅君が卒所するまで、ずっと。
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作者名：ななはち
| 作成日時：2024年3月8日 19時
