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｢だい！
きょーはだいおむかえきてや！｣
｢うん。
今日からちゃんと行くよ｣
テストが終わって、
おかんとも約束やし、夏休みやから、
今日から送って行くんも俺。
｢だい、しんかいそくして！｣
｢ちゃんと捕まっとってな｣
チャリの後ろに望を乗せて、
爆速で保育所に向かう。
｢おはようございます｣
｢おはようございます！
あ、今日は朝も大毅君なんやね。
のんちゃん良かったねえ｣
｢うん！
だい、きょーからまいにちいっしょやねん！
おむかえもだいやし｣
｢そっかあ。
もしかして、夏休み？｣
｢はい。
先週まで試験期間で、望のお迎えもできんくらいやって｣
｢学生やな｣
｢大学生なので｣
｢そっかあ。
ええなあ、若いって｣
｢何言うてるんスか。
神ちゃん先生も若いでしょ？｣
｢言うてもう29よ？
てか、ほんま大毅君久しぶりやな。
あのー、ショッピングモール以来？｣
神ちゃん先生からその話題を出された。
心臓は勝手に早くなる。
｢そ、スね｣
｢大毅君、また会えてよかった｣
｢え？｣
｢だい！もしもしなってる！｣
｢え、あ｣
望に言われて、
俺の携帯がなってることに気付いた。
｢淳太かよ、ほな望、保育所頑張れ｣
｢じゅんた！のんも！もしもし！｣
｢あかんあかん。
望は保育所頑張ったら会わしたるから｣
｢ほんまに！？｣
｢ほんまに｣
｢がんばる！｣
｢いってらっしゃい｣
｢帰るだけッスけどね｣
｢じゃあ気をつけて、｣
俺と神ちゃん先生の身長差。
段差がある保育室に立つ神ちゃん先生とは、
ほぼ目線が同じ。
なんなら、上。
てことは、あんまりないねんや。
流星さんとはもう少しあるねん。
ずるい。
下を向きながら保育所を出た。
淳太と照史、�霤弔判犬泙辰董�
夏休みの旅行計画を立てた。
｢あ、そろそろ俺行かな｣
｢のんちゃんか｣
｢あいつ、淳太に会いたい言うてたわ｣
｢俺もそろそろ会いたいわ｣
｢また連れてくるわ｣
｢てか今日、しげん家行くわ｣
｢は、来んなし｣
｢のんちゃんに会いたいし｣
｢俺らも久々に会いたいわ｣
｢ほな今からお迎え行くし、
一緒に来たらええやんけ｣
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作者名：ななはち
| 作成日時：2024年3月8日 19時
