ほのぼの幼児化🌈(緑、青) ページ18
黄side
｢おはよう。
おはよう。
お！しんちゃん起きてるやん！
ほらはよトイレ行っといで！｣
お昼寝からのおやつの時間。
4歳児をどんどん起こして行くけど。
｢眠り王子2人・・・｣
智洋君と流星君は、1番起きひん。
智洋君は寝付き悪くて、最後に寝るからわかるけど、
流星君は布団に入った瞬間、とんとんする間もなく寝てまうのに。
流星君、親御さんが飲食店やし、
寝るん遅いんかな？
でも下の子はそうでも無いのに。
｢手洗って空いてる場所に座ってな｣
｢せんせー！きょうおかしなに？｣
｢んー？なんやったっけ。
あ、手作りケーキやって｣
｢やったー！｣
素直な子ども達。
｢おやつ来たよー｣
他の先生に配って貰ってる間に、
2人を起こしにかかる。
流星君は強制布団から出して、
すぐトイレ行けるようにトイレの前まで連れていく。
智洋君はたまにキレるからな。
慎重に。
でもいつまでも寝られたらおやつも遅なって時間に返せんくなるから。
しょうがない。
｢智洋君、おはよう。
おやつもう来てるわ。
今日は智洋君の好きそうなおやつやで。
手作りケーキやって｣
｢ココアやで！｣
｢これバナナはいってる！｣
目ざとい女の子は気付くな。
さすが。
何も言わずに出したから、
バナナ苦手な男2人はバクバク食べてるわ。
バナナに気付いたバナナ苦手なさなちゃんだけは頑なに食べないけど。
おやつは最悪食べんくてええねんけどな。
問題は・・・
｢あ、ケーキ全部食べたん？｣
｢うん！
とも、けーきだいすき｣
｢美味しいかった？
ほら、智洋君全部食べて空っぽやで？
流星君も空っぽしよな｣
一応席に座った2人。
もうほぼ貸切状態。
他の子は遊んでる。
おやつを前にまだ夢の世界に半分おる流星君と、
おやつは大好きやけど、牛乳苦手で全く手をつけてない智洋君。
さてどうしたもんか。
｢牛乳、今日はどこまで頑張る？｣
｢・・・ぜんぶ｣
｢お！全部飲む？｣
｢ちがう！ぜんぶへらす！｣
わかってたよ。
｢全部は無理です｣
｢うう・・｣
｢流星君は？
全部食べる？
半分する？｣
｢はんぶんする｣
｢はい｣
半分にしてあげて。
｢あ、この半分智洋君のおかわりにしよか｣
｢うん！
ともたべる！｣
｢ほな牛乳飲もか。
牛乳全部やないとおかわりないで？
減らしたらおかわりなし｣
絶望って顔。
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作者名：ななはち
| 作成日時：2024年3月8日 19時
