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お会計も一緒に並んで、
実はゲームが好きなこと、
同じアーティストが好きなこと、
楽器をすること、色々知れた。
話は尽きひんくて、
本屋さんの入ってた商業施設の外まで一緒。
｢、神山さん、この後予定、ありますか？｣
｢ぇ、いや、ないけど、｣
急に神山さん呼び。
さっきまで先生言うてたのに。
｢この上上がったとこ、
美味しいレストランあって、
アフタヌーンティーとかやってるんです。
もし、よかったらお茶でも、｣
｢っ、ぜひっ｣
敬語になってしもた。
それくらい、緊張してて、舞い上がってる。
オシャレなレストラン、ってほどでもなくて、
でも、洗礼されてて、
家族連れから年配の方まで。
親しみやすい感じ？
でも、メニュー見る限りしっかりしてて、
アフタヌーンティーは凄い。
甘いもの好き、
最近紅茶も好きになった俺にとっては最高の場所。
てか、やばい。
保護者と2人でおるとこ、見られたらまずいかな？
でも、ここちょっと離れた場所やし・・・
流星にとりあえず連絡したら、
休憩時間やったんか、
頑張れ！の文字。
実は、大毅君のこと、少しだけ話してるねん。
頑張ろ。
｢なんか、いい事あったんですか？｣
｢え、｣
｢いや、嬉しそうな顔してるから、｣
｢・・・あった、よ｣
なんか、見抜かれてて恥ずかしい。
俯き加減で大毅君の顔色を伺ってしまう。
｢っ、そうなんや｣
｢うん。
お休みの日にも、会えたから｣
ここは、年上やし、勇気出さなって。
大毅君から誘ってくれたってことは、
少しでも、友達にでもなれる可能性があるんよな。
｢それは、誰に？｣
｢・・・大毅、くん｣
｢俺も、休日に神山さんに会えて嬉しいです｣
｢下の名前、智洋言うねん｣
｢知ってます。
先生名簿で確認しました。
・・・智洋君って呼んでいいですか？｣
｢それがいい｣
嬉しくて照れると、
大毅君も顔を赤くしながらはにかんでくれた。
ちょうどそこに頼んでたものが来て、
めちゃくちゃ美味しそうでテンションが上がる。
｢めっちゃいい顔しますね｣
ふと顔を上げたら、
優しそうな顔でこっち見てる大毅君。
｢っ、うん、めっちゃ幸せやから｣
大毅君と2人で話せてること、
下の名前呼びに変わったこと、
なんか、色々幸せ。
｢俺も幸せ。
智洋君とこんなに一緒におれて、話せて｣
19歳やってのに、めっちゃ大人な顔してる。
ずるい。
カッコよすぎるねん。
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作者名：ななはち
| 作成日時：2024年3月8日 19時
