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｢望？
ごめん。
なんで怒ってるか教えて？
ヒートキツい？｣
｢違うわ！
鈍感！アホ！ボケ！｣
｢口悪いなあ。
ごめんな、わかってやれんで。
お願いやから、教えてや｣
｢・・・・・・・・赤ちゃん｣
｢え、｣
｢赤ちゃん、流星はいらんねんな！｣
｢え、いや、別に・・・｣
｢ｸﾞｽｯ、じゃあ、なんでっ、｣
言葉を詰まらせて。
｢なんでっ、｣
俺の服掴んで、我慢してるんや。
望の白い長い指に力が入り過ぎて、
ますます白なってる。
｢どうした？｣
なるべく優しく。
ただでさえアルファは威圧感があるから、
ヒート中のオメガにはなおさら。
｢流星は俺との赤ちゃん欲しくないんよな。
望んで噛んだ訳ちゃうもんなっ。ｸﾞｽｯ｣
こんななってる望にかけられる言葉が見つからへん。
｢ごめんな｣
｢っ、｣
｢望っ｣
力が抜けたけど、
胸の中におったから支えれた。
薬の影響で寝ただけか。
こんないきなり寝られても困るけど、
望にはよくあること。
最初はびっくりして、気絶したんかと思ったけど、
ただ寝てるだけやった。
急に効く薬やねんて。
そのまま望を部屋に運んで、
俺にはわからへんけど、巣作りらしきものをしておく。
起きた時になるべくしんどくないように。
やっと中間さんが出勤したって聞いて、
打ち合わせに向かう。
今日来て良かった。
｢中間さん、打ち合わせいいですか？｣
｢あ、はい｣
久しぶりに会った中間さんの左手薬指には、
いつもは無い指輪がある。
｢それ、魔除っスか？｣
なんとなく。
仕事場で色々言われてるのは、
聞こえてた。
噂が勝手に羽生えたみたいな。
お子さんはおるけど、お嫁さんの影がない、とかなんとか。
｢ううん。
ほんまもん｣
指輪を撫でる中間さん、幸せそう。
何となく、気づいてしまった。
前々から本能なんかな。
中間さん、オメガなんやろなって。
｢中間さん、お子さんいらっしゃいましたよね？｣
｢うん。
6歳になる息子｣
｢お子さんいながら働くって、
どんな感じです？｣
聞きたかったこと。
失礼かもやけど、聞いてみる。
｢藤井さん、お子さん望んでるんですか？｣
｢いや。
まあ、いずれは。
でも、今は相手のことも考えてたら、
どれが正解かわからんなってきてて｣
望の体に負担がかかるし、
まだ年齢的にも働きたいやろうし。
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ななはち(プロフ) - るあるるさん» るあるるさんコメントありがとうございます🤍ママ会と育児奮闘するパパ達のほんわか話もいつか書きたいと思ってます！それにまだまだ赤緑、青桃には子供が1人と居ない状態なので頑張って書いて大家族にしていきたいと思ってます！これからもよろしくお願いします！ (5月4日 22時) (
レス) @page33 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
るあるる - 面白くて一気に読みきってしまいました！いつか青の相手が桃だと気づいてママ会して欲し〜!!それをこっそり聞きに来ちゃうパパ会して欲し〜!!赤緑の関係がどうやって認められたのかなど細かいところも気になりますが、これからも気長に続編お待ちしております！ (5月4日 0時) (レス) @page33 id: 14d294726a (このIDを非表示/違反報告)
ななはち(プロフ) - ぴぃさん» ぴぃさん😆待っていただいてたのですね！ありがとうございます😊青桃オメガバ始めていきますので、よろしくお願いします！！ (12月25日 9時) (レス) id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ(プロフ) - 待ってました！青桃！！ (12月25日 1時) (レス) id: 943bf7da97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年12月25日 0時
