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今日は卒園式。
既に、珠里の部屋には青のランドセルが光ってて。
机の上には、
｢きりやま じゅり｣と書かれた教科書やノートが並んでる。
保育園までは中間性で、
小学校から名前を変えることにしてん。
｢ママー、ぜんぶおわった！｣
｢なら、このシャツから着てください｣
お母さんが買ってくれた子ども用スーツ。
｢なんか、大人になったみたいやな｣
｢珠里かっこええやん｣
｢えへへ｣
保育園に着くと、
正装の先生方に迎えられて、
卒園児達が晴れ着姿で笑ってる。
｢中間さんおはようございます｣
｢おはようございます。
神山先生、今日もよろしくお願いします｣
｢はい。
よろしくお願いします。
保護者の方は先に会場の方へお願いします｣
照史と2人で会場に向かう。
卒園式は俺より照史が号泣。
3人でご飯を食べて帰る。
色々あったけど、
小学校でも頑張って欲しい。
珠里の寝顔を見ながら、
そう思える。
｢淳太君｣
｢ん？｣
｢今度のヒートの時さ、
抑制剤飲まんで欲しいねん｣
｢え｣
｢2人目、考えたい｣
｢っ、いいん？｣
｢淳太君は、どう？｣
｢ずっと珠里に弟欲しいって言われてた。
無理やって思ってから・・・
俺は、｣
｢珠里も淳太君と俺の子やけど、
もう1人欲しい｣
｢うんっ｣
有給申請して、
1週間の休みを勝ち取った。
珠里の見送りを済ませたら。
｢淳太君｣
｢んっ、照史、玄関やから｣
ドアが閉まる前から腰に手を回された。
｢あかんねん。
起きた時からほのかに匂ってんねんもん｣
｢えっ、臭い？｣
｢ちゃうって。
淳太君のフェロモンやん。
やっぱ、めっちゃいい匂い。
甘い。
ココナッツみたいな、俺の好きな匂い｣
｢んっ｣
首筋に顔埋められて、
めっちゃ匂われてる。
｢ひっ｣
｢大丈夫。
淳太君、俺に任せて｣
｢んっ｣
顔を後ろに向けられて、
そのまま唇を食べられた。
照史の匂いに包まれて、
どんどんヒートが引き起こされてるのがわかる。
｢はあ、あきと、｣
｢ん？
んふふ。
かわい。
淳太君、かわいい｣
｢あっ、あかっ｣
｢男の子もかわいいし、
女の子もええなあ｣
｢あ、っん、｣
｢もう我慢無理やな？｣
｢あかっ、んっ｣
ここ玄関やし！
寝室、すぐそこやのに。
｢ほなベッドまで我慢できる？｣
｢はあ、意地悪嫌っ｣
｢意地悪ちゃうやん｣
八の字眉で言われると、
ほんまに優しさなんやって思っちゃう。
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ななはち(プロフ) - ねむちゃさん» ねむちゃさんありがとうございます！ちょっと辛めのかこを持つ黄さんですが、橙さんがこっから頑張ってくれるはずです！久しぶりの橙黄で、かつオメガバなので結構手探りながらも楽しんで書いてます😆これからもよろしくお願いします💕 (11月18日 3時) (
レス) @page28 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ねむちゃ(プロフ) - 黄…つらいなぁぁぁ！！橙がきっと…！！って思いでみてます笑めちゃくちゃ好きです！！！これからも頑張ってください！ (11月17日 18時) (レス) @page28 id: 45cf627fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年10月23日 19時
