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｢そやな｣
｢照史、｣
｢大丈夫。
淳太君も、珠里も、全部愛したい。
過去も、今も、未来も俺に愛させて？｣
｢うんっ｣
｢淳太君、愛してる｣
キザに、おでこにキスされるとかないけど。
優しく包んでくれる。
｢淳太君の髪の毛、綺麗よな。
・・・明日もあるし、寝よか｣
｢うん｣
珠里おるし、
疲れてるし、明日もある。
｢あ、｣
｢ん？っ、｣
｢ひゃは。
淳太君誕生日最後の、キスもーらい｣
いたずらっ子に笑うのに、
してることは大人。
｢っ、｣
｢寝よか｣
2日目も楽しんだ。
乗って、写真撮って、食べて、はしゃいで。
珠里の弾ける笑顔と、
照史の優しい眼差しもいっぱい見れて。
帰りの新幹線でも珠里はぐっすり。
照史がおんぶで車まで運んでくれた。
｢淳太君、助手席きてくれへん？｣
｢、ん｣
すっかり夜の大阪の街を走りながら、
チャイルドシートで寝てる珠里を振り返ってたら、
赤信号でブレーキ踏んだ照史の手が、俺の手に重なった。
｢淳太君、明日の仕事の後、
会えへんかな？｣
｢うん｣
素直になりたいのに、なれへん。
俺も会いたいって言えばいいだけやのに。
｢淳太君とちょっとでも会いたい。
珠里と色んな話して、笑いたい｣
｢うん｣
｢淳太君、愛してる｣
｢俺も、｣
重なった唇。
昔の、衝撃的なもんやないけど、
温かくて全部包み込んでくれるみたいな。
｢珠里おる、｣
｢寝てるって。
遊び疲れてるから｣
｢・・・ホンマにずっとはしゃいでた。
珠里、俺がディズニー好きなん知っててん。
珠里も好きやねん絶対。
でも、絶対行こって言わへんかった。
俺が人を避けてるん知ってたから。
やから、ホンマにありがとう｣
ずっと言いたかった。
感謝。
｢こちらこそ、一緒にいてくれてありがとう。
これからもよろしくな？｣
既に走り始めてるから、
こっちは向いてくれへんけど、
その横顔が幸せそう。
次の日、お迎えでは神山先生からディズニーの話聞かれた。
珠里が話したんやろな。
｢いいですねえ！
俺も行きたくなりました！｣
｢せんせいもいっしょにいく？｣
｢え、珠里君連れてってくれるん？｣
｢いいよ！｣
｢じゃあ先生とママと珠里君の3人で行こか｣
｢ううん！
あっくんもいっしょ！｣
｢あっくん？
あ、運動会来てた人？｣
｢うん！｣
｢へえー｣
神山先生の視線が痛い。
めっちゃ嬉しそうな顔してんねんもん。
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ななはち(プロフ) - ねむちゃさん» ねむちゃさんありがとうございます！ちょっと辛めのかこを持つ黄さんですが、橙さんがこっから頑張ってくれるはずです！久しぶりの橙黄で、かつオメガバなので結構手探りながらも楽しんで書いてます😆これからもよろしくお願いします💕 (11月18日 3時) (
レス) @page28 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ねむちゃ(プロフ) - 黄…つらいなぁぁぁ！！橙がきっと…！！って思いでみてます笑めちゃくちゃ好きです！！！これからも頑張ってください！ (11月17日 18時) (レス) @page28 id: 45cf627fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年10月23日 19時
