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黄side
珠里と照史の会話は、
漫才のようで、親子のようで。
微笑ましい。
｢ママ！｣
｢淳太君！｣
2人して振り返る顔が、息子と父親。
そんなん思ってたらあかんのかな・・・
珠里のスイミングは、
相変わらずお母さん方から、ちょっと引かれてるけど。
珠里の頑張る姿しか見てない。
周り気にしたらあかん。
俺には、神山先生もおるし。
小瀧先生も、�霤脹狡垢癲�
おかんも、おとんも弟も。
照史も。
｢ママ！｣
｢おかえり｣
｢きょうな、きょうな、
せおよぎしてん！｣
｢見てたで。
凄かったな！｣
｢うん！｣
たくましい珠里の姿が眩しい。
｢淳太君、お疲れ様｣
｢照史コーチ｣
｢今日、家行っていい？｣
コソッと聞いてくれる。
ホンマに、避けられてない？
この前、勇気出して誘ったのに、
断られた。
その事も相まってか、
仕事の忙しさもいつも通りやのに、
倒れてしまって・・・
照史に迷惑しかかけてない。
いつか、見捨てられる？
いやや。
それだけは。
｢うん｣
｢ありがとう。
次も頑張れる｣
ニコニコの笑顔で去っていく。
スイミングの後の照史はあかんねん。
水着姿で、髪の毛も濡れてて。
わんこみたい。
オメガとしてもう終わってんのに、
お腹の奥のとこが、苦しい。
10月21日。
28歳の誕生日は、そんなに嬉しくない。
でも、今日はちょっとだけ気持ちはルンルン。
｢ママ、にもつぜんぶもった？｣
｢持ったよ。
珠里は、ちゃんとお着替え入ってる？｣
｢うん！｣
｢パンツは？｣
｢いれた！
ウルトラマン！｣
｢おっけー！｣
ちょうどそのタイミングで照史からLINEが入った。
照史着いたよー
降りる
家の前には車に乗った照史が待っててくれて。
｢あっくーん！｣
｢珠里、おはよう。
ちゃんと寝たか？｣
｢おはよ！
ねた！
そんで、あさもじぶんでおきた！｣
｢えらいなー！｣
珠里を抱き上げて、
わしゃわしゃ頭を撫でたら。
｢淳太君、おはよ｣
｢おはよう｣
｢ほな行こか｣
照史の車の後部座席には、
チャイルドシートが備え付けてあって、
いつも珠里はそこに乗せてもらってる。
俺は、いつも珠里の隣。
新大阪駅まで車で向かって。
新幹線に乗って来たのは。
｢じずにーらんど！｣
｢ディズニーとか久々や｣
｢はよいこ！｣
俺の好きなとこ。
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ななはち(プロフ) - ねむちゃさん» ねむちゃさんありがとうございます！ちょっと辛めのかこを持つ黄さんですが、橙さんがこっから頑張ってくれるはずです！久しぶりの橙黄で、かつオメガバなので結構手探りながらも楽しんで書いてます😆これからもよろしくお願いします💕 (11月18日 3時) (
レス) @page28 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ねむちゃ(プロフ) - 黄…つらいなぁぁぁ！！橙がきっと…！！って思いでみてます笑めちゃくちゃ好きです！！！これからも頑張ってください！ (11月17日 18時) (レス) @page28 id: 45cf627fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年10月23日 19時
