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｢珠里の運動会、来る？｣
淳太君の昼休憩に合わせて、
外でランチしてる時。
淳太君から誘われた。
｢え、行っていいん？｣
実は、知ってた。
スイミングスクールでも、
みんな運動会の話してるから。
｢うん。
珠里も、照史に来て欲しいって｣
｢行きたい！｣
｢ほんなら、登録しとく。
今、事前申し込みないと入られへんから｣
｢セキュリティがしっかりしてんねんな｣
よっしゃ！
珠里の運動会の次の週の土曜日は、
淳太君の誕生日。
その時にプロポーズするって決めてる。
ただ、そのために色々せなあかん。
親に紹介したい人おるって言わなあかんし。
家とか、お金とか、仕事とか。
相手方も。
あ、そこはおいおいか。
とりあえずやることいっぱいで。
淳太君オムライス、作りすぎたんやけど、食べる?
魅力的な誘い!!
でもごめん。
ちょっと忙しくて
断ってしまった。
ホンマに忙しい。
でもそれを淳太君に言うのも変やし、
プロポーズはサプライズにしたい。
それを考えてたら、
目の前の淳太君を見れてなかったんや。
夜、珍しい時間に淳太君から電話が鳴った。
｢もしもし淳太君？｣
『あっくんっ、あっくん！
たすけて！』
聞こえてくるんは珠里の声。
｢っ、珠里？！
どないしてん！
今どこや！？｣
『ママがっ、ママっ』
焦ってて、
泣きじゃくってる。
｢珠里落ち着け！
今ママを守れるんは珠里や！｣
『グスッ、あっくんっ』
｢今、どこにおるん？｣
なるべく優しく。
『おうち』
｢今から行く。
ママどんな状態や？｣
『ママ、っ、グスッ
めとじてっ、ねてるん。
おきひんの』
珠里と電話を繋ぎながら、
淳太君たちの家に急ぐ。
息はしてるって。
急に大きい音が聞こえて、
珠里が見た時には倒れてたらしい。
何があったんや。
ヒート？
でも、呼吸も浅くないって言うし。
急ぐこと10分もせずについて、
中に入れば、珠里が泣いてる。
淳太君は、寝てる？
とりあえず様子見でベッドまで運んでんけど。
そこにあったんは、
今までに俺と出かけた所のぬいぐるみとか。
前に俺が来た時に借りたパーカーとか。
あとは、淳太君の服。
どれも見た事あるってことは、
俺と会ってる時に着てるやつ。
しかも、珠里のスイミングやなくて、
出かけた時に着てたやつ。
いわゆる巣作り？
やばい。
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ななはち(プロフ) - ねむちゃさん» ねむちゃさんありがとうございます！ちょっと辛めのかこを持つ黄さんですが、橙さんがこっから頑張ってくれるはずです！久しぶりの橙黄で、かつオメガバなので結構手探りながらも楽しんで書いてます😆これからもよろしくお願いします💕 (11月18日 3時) (
レス) @page28 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ねむちゃ(プロフ) - 黄…つらいなぁぁぁ！！橙がきっと…！！って思いでみてます笑めちゃくちゃ好きです！！！これからも頑張ってください！ (11月17日 18時) (レス) @page28 id: 45cf627fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年10月23日 19時
