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ハラハラ、ドキドキ。
最後、バトンは赤組アンカーの珠里君。
白組アンカーの明君。
2人はクラスの中で1番足が速い。
ちょっと白組がリードしてるかなって感じで、最後の直線。
真剣に走って、
最後、珠里君が1歩だけリードして、赤組の勝ち。
でも、明君も頑張ってて、
みんなめっちゃかっこよかった。
全部の種目が終わった。
晴れ晴れした子ども達の顔。
俺も、やりきった気持ち。
お土産のお菓子とジュースを貰って、
みんな保護者の方と楽しそうに帰って行った。
｢中間さん｣
｢先生、ありがとうございました｣
｢いえ。
珠里君、かっこよかったですね。
体調、どうですか？｣
｢まあ、はい｣
｢無理せず、って言いたいとこですけど、
無理せなあかん時もありますよね。
頑張り過ぎないでください。
頼れる人は、たくさんいます。
僕も、頼りないかもしれないですけど、
頼って欲しいです｣
切実に、目を見て伝えれば、
大きな目が、揺れて。
優しく、細められた。
｢はい｣
｢ママ！
かえるよ！
あっくんもまちくたびれてる！｣
ママの手を引いて、
指をさす方向。
1人の男性が立ってた。
｢うん。
ちょ、引っ張らんとってや。
先生、ありがとうございました｣
｢かみやませんせ、ばいばい！｣
｢さようなら｣
数人、残る子もおるけど、
片付け作業にもとりかかる。
｢神ちゃん神ちゃん｣
使った旗を畳みながら、
のんちゃんが寄ってくる。
｢中間さん、パパかな？｣
｢見てたん？｣
｢だって、見たことないなって、
目立ってたもん｣
｢恋人さんなんかな？
最近、中間さん、疲労が体に出てたんやけどさ｣
｢え、それって。
おめでた？｣
｢いや、わからへん。
そもそもあの人が旦那様か番かもわからんし｣
｢えーでも、ご飯行くんやろ？｣
｢お兄さんとか、弟さんかもしれへんで？｣
｢確かに・・・｣
｢珠里君も、あだ名で呼んでたし。
あ、それ代わります！｣
力仕事を代わるために、
話は中断。
運動会が終わって、
子どもたちの顔つきが変わった。
次の日から、今まで1年生になるのに大丈夫？って思ってた子達が、
キビキビして、見違えるほど。
｢じゅりー！｣
明君の声が保育室に響く。
ただ、男気溢れてるんか、
仲良くなりすぎたんか、
呼び捨てにすることも増えちゃったけど。
｢珠里君でお願いします｣
｢じゅりくーん｣
喧嘩してた2人やけど、
一緒に対決して、
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ななはち(プロフ) - ねむちゃさん» ねむちゃさんありがとうございます！ちょっと辛めのかこを持つ黄さんですが、橙さんがこっから頑張ってくれるはずです！久しぶりの橙黄で、かつオメガバなので結構手探りながらも楽しんで書いてます😆これからもよろしくお願いします💕 (11月18日 3時) (
レス) @page28 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ねむちゃ(プロフ) - 黄…つらいなぁぁぁ！！橙がきっと…！！って思いでみてます笑めちゃくちゃ好きです！！！これからも頑張ってください！ (11月17日 18時) (レス) @page28 id: 45cf627fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年10月23日 19時
