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パートとか、アルバイトで、
珠里と2人ひっそり暮らして行ければって思ってたから。
｢っ、でも、｣
裕君の会社は大手。
そんで、俺が視野に入れてたアパレルとかファッション、デザイン系の会社も入ってる。
｢淳太、俺にちょっとくらい甘えてほしい｣
｢そんなん・・・
俺、裕君に甘えてばっかりやから｣
｢そんなことしかできへんから。
それだけでも甘えて欲しいねん｣
｢うん｣
弱ってたから。
何でも縋りたかった。
それから6年。
珠里が1歳の時に裕君のとこの会社に入って、
なんとかここまでやってこれたけど。
｢中間さん、来週の会議で、｣
｢あー、うん。
そこ置いといて｣
来週はヒートが被るか・・・
抑制剤で何とかやりくりしてたのに。
｢淳太君｣
｢これ食べてみてや！｣
｢うわ！これやば！｣
照史と出かけるようになってから、
いつ来るかわからんねんな。
この前のヒートも酷かった。
案の定。
やばい。
来年の試作置いてる部屋に来たはええけど、
本格的に体おかしい。
ヒート来そう・・・
｢淳太、ここにおったんか｣
なんで専務がここにおんねん。
いやや。
バレたない。
｢野中さん、今いいですか？｣
低い声が外から聞こえた。
｢藤井、どないしたんや｣
｢今度の企画の試作品を、｣
藤井さんが専務に声掛けてくれたおかげで、
こっちには来んくて。
バレずに済んだ。
なんで今？
照史のこと考えたから？
常備してる即効の抑制剤飲んで、
時間休貰って帰る。
珠里のお迎えはお母さんに頼も・・・
思い通りにならへん体なんか、
もういらん。
融通効かへん体に、
嫌気がさしてる時。
照史今日は友達と久しぶりにダイビング!
ウミガメもおってな
淳太君にも見せたいわ
照史からメールが入る。
これだけが頼り。
文字だけやのに、
照史の日向みたいな声で脳内に再生される。
ジュワッて溢れた。
照史は、どんな風にするんやろ。
理性なくして、本能だけの目はどんなやろ。
あの子犬みたいな顔が、
狼になるんかな。
妄想だけは得意かも。
｢っ、〜〜〜、！｣
はあ。
虚しいけど、照史のこと考えたら、
もっとってなってまう。
ホンマに、好き、なんかな。
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ななはち(プロフ) - ねむちゃさん» ねむちゃさんありがとうございます！ちょっと辛めのかこを持つ黄さんですが、橙さんがこっから頑張ってくれるはずです！久しぶりの橙黄で、かつオメガバなので結構手探りながらも楽しんで書いてます😆これからもよろしくお願いします💕 (11月18日 3時) (
レス) @page28 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ねむちゃ(プロフ) - 黄…つらいなぁぁぁ！！橙がきっと…！！って思いでみてます笑めちゃくちゃ好きです！！！これからも頑張ってください！ (11月17日 18時) (レス) @page28 id: 45cf627fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年10月23日 19時
