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違う。
未熟な俺が悪いんや。
裕君は、何も悪ない。
俺が。
未熟で、弱くて、未完成やから。
裕君の披露宴には行った。
幸せいっぱいの顔した新婦さんは、
俺に嘲笑ってるみたい。
俺と裕君の関係は知らんやろうけど、
そう感じてしまってんもん。
どんだけ求めても、
俺は何も手に入れられへん。
そのせいか、大学受験も、
1番の志望校やった国公立には落ちた。
それでも私立の有名どころには受かって。
｢おめでとう｣
お母さんから、おめでとう言うて貰えたなんか、
初めてかもしらん。
大学は色んな人がおって、
モラトリアムってのを実感してた頃。
心のないアルファに襲われてしまった。
カラーのおかげで項は守られたけど、
ナカに出されてしまった。
怖くて、アフターピル貰いに行ったのに、
病院の前で足が竦んで動かれへんかった。
だって、俺はできにくい体やから。
やから、今回も大丈夫やって言い聞かせて。
そやのに、3ヶ月後、ヒートが来うへんくて。
4ヶ月後も。
怖くて、怖くて、
検査薬はおじいちゃんがしてる小さい薬局で買って。
商業施設のトイレで検査したら、陽性。
なんで。
なんでなんでなんで。
あんなに欲しかった裕君との子どもは来てくれへんかったのに。
怖い。
どうしよ。
そんな時に、裕君から電話が来るねん。
留守電に切り替わって。
『__淳太？
もうすぐ春休みやろ？
ご飯行こか』
｢裕君っ｣
『淳太？
どないした？
泣いてるん？』
｢裕君、裕君っ、、裕っ、くっ｣
『どないしてん！
どこおんねん！』
俺がおる所まで車飛ばしてきてくれて。
｢とりあえず落ち着け｣
近くにあるゴミとか、
俺が握りしめてるもん見てわかったみたい。
｢・・・ごめん｣
｢裕君はっ、悪くっ、ないっ｣
｢ホンマにごめん。
淳太、その子は、どうしたい？｣
｢っ、｣
｢淳太のことやから、アフターピルも考えたんやろ？
それでも、飲まんかった｣
やっぱり俺の事わかってくれてる。
｢その子、どうしたい｣
｢〜〜〜っ、うみたいっ｣
｢よし。
その子は俺が認知する。
その子は俺の子や｣
裕君の言葉が、天の声やった。
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ななはち(プロフ) - ねむちゃさん» ねむちゃさんありがとうございます！ちょっと辛めのかこを持つ黄さんですが、橙さんがこっから頑張ってくれるはずです！久しぶりの橙黄で、かつオメガバなので結構手探りながらも楽しんで書いてます😆これからもよろしくお願いします💕 (11月18日 3時) (
レス) @page28 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ねむちゃ(プロフ) - 黄…つらいなぁぁぁ！！橙がきっと…！！って思いでみてます笑めちゃくちゃ好きです！！！これからも頑張ってください！ (11月17日 18時) (レス) @page28 id: 45cf627fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年10月23日 19時
