未完成(JW 赤×緑)

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子供って癒しやもんな。

それが自分の子なら、なおさら。


｢神ちゃんも、
結婚したらすぐ赤ちゃん欲しい？｣


｢うーん・・・
どうやろ？
子供ってかわいいけど、
そうやない部分もあるやん？｣


生意気やし、言う事聞かへん時もあるし、
それに、6歳以上の子供は妹2人しか世話したことないし。


｢俺が親って想像つかへんな。
てか、そもそも結婚することが想像つかへん・・・｣


考えてみたら、だんだん瞼が重くなってきた。


その後ものんちゃんがなんか言うてたけど、
薬の副作用で眠くなってきて、
気付いたら、寝てた。


朝起きれば、
のんちゃんのブサイクな寝顔が目下にあった。


ここまで送ってくれたし、
俺の話を聞いてくれたお礼に、
朝ごはん作ってあげよ。




2人で朝ごはん。


午前中のうちにのんちゃんは帰ったから、
流星君にもお礼のメッセージ送って、
部屋の掃除をする。


子供たちのために、
明日使える手袋シアターでも作ろっかな。


子供たちのことを考えると、幸せになる。


あと数ヶ月もすれば、
あの子たちもランドセルを背負った1年生になる・・・


とわ君は、なれるやろうか。
落ち着きがないし。
先生の話を聞くことがちょっと難しそう。

桜ちゃんはまだお母さんと離れる時泣いちゃうし。



今度のお泊まり保育、
難所だらけや・・・


珠理君が大人なことを祈ろう・・・


1人、苦笑いしてたら、
携帯が鳴った。


｢もしもし｣


『智洋』


お母さんからの電話。


久しぶりやな。


姉ちゃんの出産の話と、
俺の最近の話をして。


お母さんからの話も聞いて、切った。


あー、なんか疲れた。


ヒートやないけど、勝手に誘発されそうになるんって、
結構しんどいねんな。


やっぱり、めんどくさい気もしてきた。




買い物したり、色々してたら、
外は暗くなってた。


この前、家の前が更地になったから、
ベランダに出れば、星空が綺麗に見える。



吸い込まれそう。


吸い込まれてしまえばいいのに。


嫌やけど。

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