未完成(JW 赤×緑)

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ともを、愛してる｣


俺に似合わへん甘い言葉を伝える。


｢・・・俺も、大毅君が好き｣


振り返って、フードの隙間から覗いた顔。


まだちょっと火照った余韻が残ってて、
色っぽいとも。


｢かわい｣


ちゅって、唇を奪う。


｢大毅君、はあ、も、｣


｢また匂い濃くなった｣


｢ヒート、ちゃうけど、｣


｢あるねん、そゆこと。
ヒートやないけど、好きって感情が昂ると、
誘惑してまうねん｣


｢そ、なん？
でも、根拠、ないっ、はあ、｣


｢医学的根拠｣


｢ずる｣


息が上がって苦しそう。

ヒートやないから、
しんどいわけやないし、
絶対ってわけやないけど。


好き同士、気持ちを共有した今、
お互い止まらへん。










次の日は休み。


カーテンの隙間から既に高めの太陽の光が漏れてる。


ともも昨日は無理させたから、
寝かせてやりたい。


俺も連日の激務と、昨日の興奮で体は鉛。


腕の中の愛おしい存在を抱き直して、
2度寝する。


こんなに安心して寝れるんはいつぶり？


ともと出会って、俺の中で優先順位が変わった。


一緒に昼過ぎに起きて、
ともの料理を食べて、ゆっくりする。


普段なら、朝起きてジム行ったり、
宅配でご飯済ませてたのに、
こんなに充実した日は初めて。

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