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「でも、あれが恋かどうかはわからんけど。
今は、神ちゃんが好き」


スラスラ本音が出てくる。


本能で突き動かされるように。


見つめれば、目線を下げて、逸らされた。


「俺の、初恋、お医者さん」


それが嘘でもいい。


両想いってことやろ?


「初恋なん?」


やっぱりちょっとイジってみたくなる。


「本能が、この人って、教えてくれたん」


俺のシャツを摘んで、そんなこと言うから。


「こんなに好きな人に出会ったことない」


本音がどんどん溢れしてまう。


「俺も」


体を起こせば、神ちゃんも起こしてくれる。


ソファの上やけど、向き合って。


「俺と付き合ってほしい」


「っ、俺、なんかでいいん?」


「神ちゃんやないとあかんねん」


「グスッ、俺も、大毅君が好き、ですっ」


「触れて、いい?」


ずっと触れたかった。

恐怖を与えたくなかったから。


コクンって、頷いたん確認して、
手を伸ばす。


思ってたよりも薄い体。


守りたいって強く思った。


ホンマに、好き。


抱きしめてたら、安心感で瞼が勝手に降りてきた。



「大毅君、大好き」


夢の中で、神ちゃんが腕の中で微笑んでる。


幸せの中で眠れるのは久しぶり。






最高に幸せに包まれた夢。


甘い匂いに誘われて、
体を寄せる。


普段、寝る時に、こんなに動くことない。


微睡みの中で目を開けたら、
匂いの原因である、首筋が見えた。


ヒートやないけど、甘い匂いがキツい。


「ん・・・大毅、くん」


ゆっくり開いた瞳。


茶色で、潤んでて、キラキラしてて。


まだ眠いんか、
びっしりのまつ毛が何度もその瞳を隠す。


でも頑張って、
そのうるうるの瞳で俺を腕の中から見上げるねん。


俺も、理性やばいって。


「やっぱり、俺ら運命の番やんな」


「っ、グスッ、俺、こと、、番に、して、くれる?」


「っ」


もう、我慢なんか効かへん。


ずっとアルファ用の抑制剤使ってるのに。


「夢ん中で、大毅君が消えちゃう夢見たん。
大毅君、俺のこと、番にしてっ」


可愛すぎるやろ。


「わっ!、大毅、く、んっ」


唇を押し当てて、初めてやのに、
なんでかわかる、やり方。


覆いかぶさって、キスして。


「はあっ、神ちゃんっ、」


「んっ、、だいっ、んむっ、」


激しい中で、神ちゃんのフードが落ちた。


その瞬間、甘い匂いが更に濃くなる。


やっば。

クラクラする。


「ごめんっ、止められへん」


「きてっ」


安心感。

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ななはち(プロフ) - ルナさん» ルナちゃんの癖😳このお話頑張って行きたいと思いますので、よろしくお願いします🥰 (9月20日 10時) (レス) id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ななちゃん…ヤバイかも…私の癖をエグっていく…/// マジでこのお話大好き♡ (9月20日 7時) (レス) @page10 id: 8bee21a619 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななはち | 作成日時:2023年9月16日 21時

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