検索窓
今日:97 hit、昨日:113 hit、合計:112,021 hit

4-4 ページ25

「めっちゃかっこええやん!」


ドヤ顔する珠里君、めっちゃかわいい。


お母さんも、我が子がかわいいやろな。


吸入ができるところに看護師さんに案内されて行った。


その後も、子ども達の診察をして、
資料をまとめて。


次は、入院してる子ども達の診察。


怪我で入院してる子ども達もいる。


病気と闘いながら、笑顔でいる子ども達もいる。


「うわあーー!!
いやあ、!
おそと、いくー!!!」


かなえちゃんかな。


2歳の頃から病気で入院してて。

今は6歳。
遊びたい盛りなんやろ。


「コンコン、失礼します」


「あ、大毅先生よ」


「だいきせんせえ、かなえ、おそといきたいー!
あそぶのー!」


「うんうん。
かなえちゃんお外で遊びたいよな。
じゃあ、明日の検査泣かずに頑張ったら、
先生と一緒に、お外でシャボン玉しようや」


「いや!
おにごっこするの!」


「先生な、かっこいいシャボン玉いっぱい出てくるやつ持ってんねん。
絶対かなえちゃんも好きやと思うわ。
あと、可愛いやつもあるし。
後で持ってきてあげる」


「はやくもってきてね!」


「待っててや!」


その後、何人かの様子を見てから、
子ども達と遊ぶように置いてるおもちゃの中から、
シャボン玉のものを選ぶ。


鉄砲みたいな形のやつから、
お花の形で、プリキュアのやつみたいなんまで、
色々揃えてる。


かなえちゃんに見せたら、
シャボン玉を楽しみにしてくれた。


子どもは素直で無邪気でかわいい。





「大毅先生」


「湊斗先生、どうされました?」


「いや、ちょっとね」


脳外科医の湊斗先生。

重岡湊斗。


つまり、俺の従兄弟。

本家の長男で、時期跡取り。


「今度の悠人の結婚式。
アルファの彼女を連れてくるのが、
暗黙の了解みたいな感じやって。
聞いた?」


病院の隅っこ。

人目のつかへんとこで、
2人でコソコソ話してる。


「母さんから」


「どうするん。
お前、おらんやろ?」


「そう言う湊斗はおるん?」


「おらんからさ、
代行頼もかなって思ってる」


「まじで?」


「だってさぁ、」


その時、湊斗の胸ポケットからPHSが鳴った。


「ごめん、行かなあかんわ」


「頑張って」


勤務中やと、話しできへんよな。


ここの病院は、当たり前に重岡先生がいっぱいやから、
下の名前で呼んでもらってる。


「大毅先生、ここにいらっしゃったんですね」


それはもちろん、看護師からも。

4-5→←4-3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
401人がお気に入り
設定タグ:JW , 赤緑 , 西侍
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ななはち(プロフ) - ルナさん» ルナちゃんの癖😳このお話頑張って行きたいと思いますので、よろしくお願いします🥰 (9月20日 10時) (レス) id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ななちゃん…ヤバイかも…私の癖をエグっていく…/// マジでこのお話大好き♡ (9月20日 7時) (レス) @page10 id: 8bee21a619 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななはち | 作成日時:2023年9月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。