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後ろのドロっとしたものが込み上げて、
手のひらまで濡れていくんがわかった。
それでも止まれへん・・・
｢んっ、、くっ、、すぅ、はあ、、んっ｣
何も考えたくない。
ただ、この匂いに包まれていたい・・・
いつもなら、3日で下がる熱が、
なかなか治まらへん。
『ホンマに大丈夫なん？
オカン、行ったろか？』
オカンにも心配されて、
電話がかかってきた。
｢大丈夫やって。
ちょっと最近忙しかったからさ｣
『ホンマに。
昔から無茶する子やってんから。
あ、そうや。
茜がもうすぐ産まれるって』
姉ちゃんが既に臨月で、
予定日が確か、後1週間くらい。
｢楽しみやな｣
『また落ち着いたらおいで』
｢多分明日には外も出れるから｣
『ちょっと、ホンマに大丈夫？』
｢大丈夫やって。
もう切るで。
オカンも体に気をつけて｣
電話を切って、ソファに寝転ぶ。
体がだるいんも、もう歳なんかな・・・
いや、26で、そんなん言うてられんか。
気合いを入れて立ち上がる。
ジャージはギリ汚れてなかった。
クリーニングに明日出して、
どうやって返そう・・・
考え出すと頭がだるくなる。
もう少し、後でもいいかな・・・
｢えーっと、1124号室・・・
ここや｣
ノックして、中に入れば、
手前のベッドに姉ちゃんと、オカン。
｢智洋｣
｢姉ちゃん、おめでとう｣
｢ありがとう｣
｢うわ、ちっちゃ｣
姉ちゃんの横にある小さなベッド。
そこには、産まれたての赤ちゃん。
｢女の子やっけ？｣
｢そう。
芽衣ちゃんです｣
ふくふくのほっぺ。
ちっちゃい指。
あ、あくびした。
｢芽衣ちゃあん、ともくんですよぉ｣
はああああ、かわいい。
｢紗奈のちっちゃい時思い出すわ｣
俺が12歳の時に生まれた、1番下の妹。
未だに最近の記憶。
姪っ子を思う存分堪能して、
病室を後にする。
病院の壁は保育室の壁みたいに装飾されてて、
ちょっとだけアイデア貰える。
中庭では、小児科の子ども達かな？
楽しそうに水遊びしてる。
5月やのに夏日やもんな。
｢だいきせんせーもしよ！｣
｢さとる君とやっといで｣
｢おりゃ！｣
｢うわ！
ビッシャビシャなったやん！
やったなあ〜！｣
ふと聞こえた声。
子ども達とはしゃいで、
気付いた時には、髪の毛も、白衣も濡れてて。
太陽の日差しで、それがキラキラ反射してる。
いや、キラキラしてるんは、
子ども達に向けてる笑顔や。
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ななはち(プロフ) - ルナさん» ルナちゃんの癖😳このお話頑張って行きたいと思いますので、よろしくお願いします🥰 (9月20日 10時) (
レス) id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ななちゃん…ヤバイかも…私の癖をエグっていく…/// マジでこのお話大好き♡ (9月20日 7時) (レス) @page10 id: 8bee21a619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年9月16日 21時
