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帰り道、コンビニに寄って、
スイーツを買い込む。
お会計してる時に気付く。
あれ、お財布・・・
｢財布、ないんですか？｣
｢え、｣
｢すみません。
これまとめて一緒にお会計お願いします｣
びっくりしてる間に、
店員さんがピって、お会計通していっちゃう。
｢え、いやっ｣
｢ええよ、これくらい。
てか、甘いもんばっかりやな｣
笑われた。
｢甘いもん好きなん？｣
｢あ、はい。
いや、そうやなくてっ、｣
｢ん？｣
｢あの、俺、あなたにお金、｣
｢ああ、この前さ、
本屋でレシート拾ってくれたやん？
あれ、めっちゃ大事なやつやってん。
せやから、拾ってくれてありがとう！って思ってて、
いつか会えたら、恩返ししたかったから｣
明るく話すこの人・・・
被ったフードを握りしめる。
｢あ・・・えっと、ごめんなさい。
あんまり、ちゃんと覚えてなくて、｣
正直レシート拾ったことなんか覚えてない。
｢いいねん。
逆に、それくらいの方が｣
｢え？｣
｢ううん、なんでもない｣
？
変なの。
｢てかさ、甘いものって言うたら、この辺りの、
もう2つ先にできたパンケーキ屋さん、
もう行ったん？｣
｢あ！それ、夜はバーしてるっていう、
レインボーですよね？
まだなんです。
めっちゃ行きたいんですよ！｣
｢夜もパンケーキやってるらしいで｣
｢え、バーでパンケーキ出してるんですか？｣
｢らしい｣
さっき、たまたま助けてもらった人やのに、
安心感があって、
気づいたら、会話が続いてる。
｢すみません、この辺で｣
｢あ、ごめんごめん。
めっちゃ不審者よな。
気をつけて帰り｣
｢あの、連絡先、いいですか？
さっきのお金返したいので、｣
｢いや、そんなんええよ｣
｢ダメです！｣
そんなん、絶対に嫌。
無理やり感は否めないけど、
連絡先を交換してもらった。
｢・・・あ、てか今からお金取ってきて、
今渡せばいいですよね｣
｢確かに｣
｢待ってて貰えますか？｣
｢うん｣
エントランスに入る前、
ガラスに映る自分。
被ってたフードがはだけてる。
サッと被り直した。
ヒートまではまだ先やけど、
肌をさらけ出すのは抵抗がある。
部屋に戻ると、フラッときたけど、
ちょっと暑さにやられたかな。
｢すみません。
お待たせしました｣
ジッパーチャック付きの袋にお金を入れて、
差し出す。
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ななはち(プロフ) - ルナさん» ルナちゃんの癖😳このお話頑張って行きたいと思いますので、よろしくお願いします🥰 (9月20日 10時) (
レス) id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ななちゃん…ヤバイかも…私の癖をエグっていく…/// マジでこのお話大好き♡ (9月20日 7時) (レス) @page10 id: 8bee21a619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年9月16日 21時
