検索窓
今日:94 hit、昨日:113 hit、合計:112,018 hit

1-2 ページ2

ベータの彼氏はめっちゃ愛してたけど、
俺のヒートに何もできひんって、振られちゃった。


その人が1番やったから、
なかなか切り替えられへんで、


傷心に慰めて、支えてくれたアルファの彼氏とは、
上手くいかへんかった。


匂いも、ちょっと苦手で。


どうしても好きになられへんくて。


それからは、ずっと何もなし。


寂しくないって言うたら嘘やけど、
今は仕事が忙しいし、
恋ってする時にはするんやろなって思ってるから。


それに、5人兄弟の真ん中。


上の2人は家庭がある。
下の2人は学生。

俺がしっかりせなあかん。


ベッドの上で丸まって、
忘れるように寝るだけ。











「再来週の土曜日空いてる?」


金曜日の昼休み。


たまたま休憩室には俺と望先生の、2人だけ。


のんちゃんがサンドイッチ片手に、
聞いてきた。


「のんちゃんの休み明け?」


高校、大学の後輩で、
当時から俺を慕ってくれて、
同じ職場に就職した。


その頃から仲も良くて、
プライベートでは、あだ名で呼びあってる。


「の後の週、かな?
てかその土曜日、神ちゃん土曜日出勤やん」


「あ、そうやわ。
ちょっと待ってや。
うん、空いてるよ」


スマホのスケジュールアプリを開く。

別に確認せんでも、
仕事以外に、あんまり予定は入ってない。


空いてるって言うか、常に暇。


土日は、家の掃除したり、
お菓子作ったり、家でゲームするしかないから。


「流星とご飯行こってなってて。
神ちゃんも一緒にどうかなってなてるねん」


「それ、2人のお邪魔やん俺」


「ううん!
せっかくやから、
流星の友達も連れてきてもらおかなって。
ここだけの話、」


のんちゃんがこしょこしょ話の体制に入るから、
俺も顔を近づける。


「アルファの友達連れてきてくれるって」


「え、マジで?」


「神ちゃん、今もフリーやろ?」


「まあ、な」


中学の時に幼稚な大恋愛してから、
恋愛はめっきり。


そもそも、
俺の事なんか好きになってくれる人っておらんし。


「やから、神ちゃんもご飯行こ」


「うん、いいよ」


せっかくやし。




最近、実家に帰ったら、
妹に彼氏が出来たとかって騒いでた。


妹はベータやから、ベータの彼氏やったけど、
それが羨ましいなって思った。


俺にも、何かしんどい時、
頼れる人が欲しいって。


てか、しんどくなくても、
他愛ないことで連絡を取り合える人が。

1-3→←1-1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
401人がお気に入り
設定タグ:JW , 赤緑 , 西侍
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ななはち(プロフ) - ルナさん» ルナちゃんの癖😳このお話頑張って行きたいと思いますので、よろしくお願いします🥰 (9月20日 10時) (レス) id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - ななちゃん…ヤバイかも…私の癖をエグっていく…/// マジでこのお話大好き♡ (9月20日 7時) (レス) @page10 id: 8bee21a619 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ななはち | 作成日時:2023年9月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。