・ ページ18
北｢もう夏ですね。
ともの誕生日も終わったし｣
緑｢うん、まさみちゃんと同い年やで｣
北｢ちょっと間のね｣
緑｢んふ、嬉しい｣
北｢どうして｣
緑｢まさみちゃんと一緒やから｣
北｢そろそろのぼせてくるな。
出るよ｣
たまに敬語が抜けちゃう。
嬉しいねんな。
緑｢まさみちゃん、一緒に寝よ｣
北｢寝るだけでいいんですか？｣
ドSまさみちゃん。
緑｢・・・いっぱい、大好き、して？｣
北｢かしこまりました｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
北脇side
緑｢あっ、、んんっ、、はあっ｣
北｢とも、ここ？
ここがいいの？｣
緑｢あ、ちがっ、、ちゃうっ｣
北｢じゃあどこ？｣
緑｢もっと、おくっ｣
北｢、、ここですか？｣
ごちゅんと、最奥まで進めば、
ともは声にならない声を出して、
カクカク震える。
緑｢まさ、みちゃっ｣
北｢ん？｣
緑｢ちゅう、ちゅ、う｣
要望に答える。
かわいい。
そういえば、夏目漱石は情事を、
床の理屈と例えたらしい。
屁理屈も立派な理屈。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ともside
緑｢まさみちゃん、指輪つけてって｣
ムスッてした顔をしてるのはわざと。
あざといって言われてもいい。
それが俺の職業やし。
北｢なんで｣
緑｢あかんー！
はい！左手！｣
左手薬指。
これでもうとものもん。
会社で変な輩に言い寄られることもなくなる。
北｢これは｣
緑｢結婚指輪はまさみちゃんから欲しいから、
婚約指輪？｣
北｢・・・ふっ、では今夜は婚約初夜ですね。
ともが休みなのは知ってるので、
僕の帰り待っててください｣
鼻で笑われることに、
快感を覚えてる自分がおることに気づいてる。
緑｢、美味しいご飯作って待ってるね｣
ギュッて、玄関のたたきにおるまさみちゃんの首に腕をまわす。
まさみちゃんは、ともの首に顔を埋めて、
バキュームしてきた。
これされるから、
いっつもいい匂いするようにしてる。
北｢楽しみにしてます｣
顔が離れて、
また近づいて。
ちゅっていってきます、いってらしっしゃいのキス。
玄関のドアを開けるために、
カバンを持ち替えた左手薬指に光るソレ。
ニヤけちゃう。
よし！
まさみちゃんのためにお買い物行こーっと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななはち
| 作成日時：2023年5月16日 3時
