恋にて(JW青/桃×緑)

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藤井君、しげの方が好きなん？


てか、俺の事、好きちゃうやろ？



あかん、考えたら泣けてきた・・・


毎夜の、のんちゃんとの電話でも、
涙腺が緩くなって、泣くことが増えた。


桃『神ちゃん、泣かんでやあ・・・』


緑｢ｸﾞｽｯ、ごめん、｣


桃『恋人が泣いてたら、
ちゃんとそばにおって、ギューってしてあげたいねんな』


緑｢わかる。
ぎゅってして、俺がおるやんって｣


桃『涙溢れてる目尻にキスして？笑
しょっぱ！とか。
キスして、涙の味する〜って？笑』


緑｢めっちゃ漫画やん！｣


それでも、のんちゃんは楽しい話に変えてくれるから。



卒業式には、絶対話しかけようって。

受験頑張ってって言おうと思ってた。


やっぱり無理・・・


耐えられへん。


その2日後が一般受験。


合格日は1週間後。


その前に。


桃｢ほんまにええん？｣


緑｢うん｣


のんちゃんと2人で、
駅前のカフェ。


緑｢・・・これで、ええかな？｣


突然でごめんなさい。
俺と、わかれてください。
藤井君が俺のこと好きじゃないのは、
最初からわかってたのに、
こんなに付き合わせてごめんなさい


桃｢あ、ちょっと待って。
ごめん、神ちゃんが一生懸命考えた文やけど、
修正してもいい？｣


緑｢うん｣


突然でごめんなさい。
俺と、わかれてください。
ずっと好きでした


最後の文が変わってた。


桃｢これで送ってみて｣


緑｢送る、で｣


桃｢大丈夫｣


背中に手を置いてくれて。

送信を押す。




ソワソワしながら、のんちゃんとお話。


机の上に置いてた携帯が震えて。


緑｢！返信、きた｣


Ryusei.F了解



っ！！！！

お店の中やのに、ショックで涙が止まらへん。


ずっとのんちゃんが背中に手を当てて、
慰めてくれた。


桃｢了解って・・・｣


のんちゃんの言葉。


もう、その日のこと、
ほとんど覚えてない。

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