(｀-´)1 ページ37
不安。
俺の居場所がない。
どうしよう。
俺、いらんのや。
そう思いたくなくて、
必要以上に大毅君に絡んでしまう。
もうすぐ高校2年生。
てことは、大毅君は高校3年生。
受験生。
俺のこと、やっぱりいらんくなるんちゃうか。
俺、どうしよう。
この家に居場所なくなったら、
俺、どこに行こう。
流星とのんちゃんには迷惑かけられへん。
｢智洋｣
｢大毅、君｣
今日はゲームの通信を流星とのんちゃんと約束してたから、
お風呂の後、大毅君の部屋に行かないで、
自分の部屋に戻ってた。
｢ゲームすんの？｣
｢うん｣
｢ふーん｣
｢・・・｣
｢今日は、来んの
｢・・・うん｣
｢・・・｣
｢いっつも部屋にお邪魔してごめん。
もう、行かんようにする｣
大毅君は部屋に戻った。
のんちゃん達まだかなー。
あ、もしかしてもう2人でやってる？
俺邪魔？
俺、ホンマにいらんやん。
ガチャ
｢っ、大毅君？｣
｢おい、こっち向け｣
｢え、｣
真っ直ぐ俺の前にしゃがんだ大毅君が、
何かを俺の胸元に当ててきた。
｢な、にしてんの？｣
｢心のドア。
お前、鍵かけたやろ。
せやから開けてんねん｣
ねじってるんは、
俺が上げたクローバーが付いたシャーペン。
｢・・・これや、ちょっと太いか｣
｢っ、太いっ、もんっ｣
｢・・・・・
俺ピッキングとかしたことないわ｣
｢っ、・・・｣
もう、どうでもいいもん・・・
｢・・・っ、？！｣
｢これで、開くか？｣
目の前には大毅君の顔。
ちゅう、された。
｢智洋、｣
｢んっ、｣
また、近付いて、
目を瞑ったらすぐに触れる唇。
大毅君からはタバコの匂いはしなかった。
｢ゲーム、何時から？｣
｢んっ、連絡きたら、っ｣
｢・・・ん｣
背後にほっぺをすりって親指の腹で撫でられて、
大毅君が離れていった。
｢智洋、かわいい｣
｢え、｣
｢安心しろ。
お前は、俺に必要や｣
｢っ、大毅、くん｣
そのまま、さっき持ってきたワークと教科書を俺の机に広げた。
｢ぇ、ここでするん？｣
｢おん、気分や｣
｢・・・ありがと｣
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ko.ko(プロフ) - そんな思いを込めてこの名前にしてみました。よかったら参考にしていただけると嬉しいです。 (2023年1月6日 23時) (
レス) id: d4574ff1d2 (このIDを非表示/違反報告)
ko.ko(プロフ) - 理由としては、大勢から愛されるケーキの一つで、のせるものによって変わった種類になる。そしてスポンジを使ったのよりもサックっと固さがあり、ほかのケーキとはまたどこか違う。でもみんなの幸せになる。 (2023年1月6日 23時) (レス) id: d4574ff1d2 (このIDを非表示/違反報告)
ko.ko(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます！ グループ名考えてみました。 tarte (タルト)はいかがでしょう。(続) (2023年1月6日 23時) (レス) @page40 id: d4574ff1d2 (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - ななはちさん» え！嬉しいです😭最初の頃の色縛りはどこはやら笑 ちょっとここで青くんが…ドキドキさせますねぇ💚はぁ…楽しみです！！！ (2022年11月7日 22時) (レス) @page20 id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
ななはち(プロフ) - 7129さん» 甘い赤緑、書きたくなりました！colorful1から読み直してるので笑、付き合ってからは甘いのが中心で行きたいと思います！ (2022年11月6日 20時) (レス) @page18 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2022年9月26日 23時
