兄弟(JW赤×緑)

赤side ページ5

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いつもは
・1コマ受けて
・ここまでって決めた自習して
・テストして

をひと塊にこなしてる


映像授業は俺の性に合わへんから少数集団


喋りながらのが得意


しんどくはない


勉強楽しい訳やないけど、わかるのはおもろい


俺の知らんことがいっぱいあるんやって
もっともっと知りたくなる




赤｢あーーーーー｣


黄｢お前うるさいな｣


赤｢うわ！
淳太、なんでおるねん｣


黄｢今日さ、村上先生急用で休講なったんやけど｣


赤｢え、そうなん？｣


黄｢それ言いに来たらお前がうるさかったんや｣


赤｢ちょっとさーわからんねん｣


黄｢なにが｣


赤｢まぁ多分淳太にはもっとわからんやろうからいいわ｣


黄｢は？俺京大やで？｣


赤｢いや、べんきょーちゃうんで｣


黄｢は？…あ！恋の悩みか！｣


赤｢淳太モテへんやん？
無理やわ｣


黄｢え！ちょ、まじか！
照史に言うとこー｣


赤｢ちょ！やめろ！
あいつに言うたらついでにあのなで肩にも伝わんねん！｣


黄｢いやー、ええの聞いてもたー｣


∞赤｢おい、もうちょい静かにせえよ
淳太お前がうるさいんか、なにしてんねん｣


黄｢あ、すんません…｣




へっへー怒られてやんのー


渋谷先生まあまあ目力あるから怖いんよなー


てか授業無くなったんや
ならあとちょっととテストだけやん


今日は久々にはよ帰れる


ともとご飯たべれるやん！



大急ぎで全部終わらせて
なんや今日はうるさそうやから淳太に見せんと自己採点してチャリにまたがる



ま、家から近いとこ選んだからまあまあすぐ帰れる♪


ワクワクして玄関開けたら…


めっちゃイケメンおるやん


めっちゃ親しげやし


なんやこいつ


思てたら弾丸話しかけられて
俺人見知りするから全然上手いこと喋られへん




ともがお風呂入ってる間に飯の用意


ニラ玉くらいしか作れへんねんけど


とものが料理上手やねん


1人が多いから…寂しい思いさせてるやろな



フライパン振りながら考える


兄ちゃんって呼ばれて、なんか、うん


そうか、俺はこいつの兄ちゃんなんやって実感した


兄ちゃんって呼ばれてることに寂しさがあった


あの可愛い顔で｢にぃに！｣って呼んでくれてたともが…


お年頃やなとは言うたけど、嫌なんは俺


成長せんでくれ


俺から、どんどん離れていく


兄離れして欲しない


というか、兄ちゃんって
お兄ちゃんって現実叩きつけられた感じ…

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