【センラ】検索:君に恋する方法【歌い手】

◆148. センラside ページ18

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「まぁいいや。大阪公演お疲れ様でした」

「関係者席からの眺めはどう！？」

「めっちゃカッコよかった！！ それに、RIOさんとフユカさんとも話せたし」

「マ！？ めっっっっっちゃ可愛いやろ！？？！ 俺のフユカちゃん！！」

「あ、あぁ……溜めましたね、可愛いのは確かだったけどw」

「俺のフユカちゃんて……俺らの、じゃねぇの？」

「俺の専属絵師ですぅ〜〜〜！！」

「まーしぃもうらさんも、フユカさんが僕らのものって考えは変わらないんだ……;;」




浦島坂田とAの会話を、横から見ていた。別に入れないのが悲しいとかじゃなくて、いやそもそも入ろうとすらしてないんやけど……。

この後のことだ。
打ち上げがあって、キャスもする予定らしい。つまり、打ち上げが始まる時にはAはもう自分の部屋に帰る。


だから“アレ”を実行する時間が、無い。つまり、出来るのは……




「志麻くん、うらたん！」

「ん？」
「何？」




――今しかねぇ。

ほぼ同時に返事をして、2人が俺の方へ振り向いたその瞬間。ガッチリ2人の手首を掴んで、外に引っ張っていく。これしかねぇんだもん、強行突破仕方ない。



「え？ いやいやちょっと、ええ！？」
「センラさん！？」

「坂田……上手くやれよ！」



とりあえず、2人の手首を掴んだままウインクかまして部屋を出た。

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