七話 ページ9
今日こそは探険をする。
そう決めた私は図書室の前に来ていた。
何となく最初に来てみたものの、本の種類も多そうでここで今日は放課後過ごす事になりそうだ。
ミステリーの本棚で最近人気だという作家の新作を手に取る。
『物陰』という代目で裏表紙を見るに、
「教師と生徒が恋に落ちるが、意見が合わずにすれ違い!そんななか生徒が何者かに殺.害!これは周りの犯行か?教師の犯行か?」
ざっとまとめるとこの様な話だった。
なんだこれ、今の私には完全なバッドシチュエーションな内容だ。
「はぁ…」とため息をついて本を棚に戻す。
気分を上げるためにラノベーションでも見ようか。
何時もは見ない少女漫画の小説版も今なら何冊も読みたい気分である。
そう思って隣を向くと、目の前を蝶が通り過ぎた。
「なんで蝶…?」
黒くて所々淡く青と紫に光る。
綺麗…だけどかもめ学園って学園内虫OKなの?
いや、ダメだよね。どこでも駄目だよ。
すると蝶は私の周りをヒラヒラとまわった後、先程のバッドシチュエーションの本に止まった。
まるでこの本を読めと言っているようだ。
「…嫌だよ、私」
思わず呟くが蝶は気にせずその場を動かない。
しょうがない。蝶は学園内にそもそも居ては行けないわけだ。
動かして飛ばそう。読まなければいいんだもの。
そう言って本を引く。
すると本は蝶と煙を上げた。
「えっ?ちょっ〜…!」
あまりに急の事に息を止めて煙を退かすように手を振る。
コツン、と何か手に当たる感触がした。
本の感触じゃない。じゃあ何?と思い目の前を見る。
そこには目の前には大きく先程の蝶が描かれた扉があった。
▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒
『物陰』は実際には無い本です。
この夢小説のみにでて来ます。
似ている本があったら教えて下さい。
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レナ - 私も土籠先生推しです! (2021年3月28日 15時) (レス) id: 2bc4f3e9d1 (このIDを非表示/違反報告)
すばる - ファブリーズの匂いの土籠先生で吹きました〜、めちゃ面白いです◎ (2020年3月4日 13時) (レス) id: 14827cf9ea (このIDを非表示/違反報告)
パニリン - 面白いので是非更新お願いします (2020年2月16日 22時) (レス) id: f163eb0bcd (このIDを非表示/違反報告)
繋(つなこ)(プロフ) - 透空さん» 本当ですか!?土籠先生推しとしてめちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (2019年1月24日 23時) (レス) id: d7f081f2ef (このIDを非表示/違反報告)
透空(プロフ) - とっても面白いです!花子くんと輝くん推しですけど、土籠先生も良いなってこの作品を見て思いました。更新頑張ってくださいっ。 (2019年1月24日 23時) (レス) id: 3bf9f61dac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:繋 | 作成日時:2019年1月24日 19時