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六話 ページ7

「恋なんじゃない?」
藍がハッキリとそう言った。

「そっかぁ……恋か…」
口の中で恋という文字を咀嚼する。
さっきまで散々恋という事を認めてても理解出来なかったのに、藍に言われただけで何となく恋という味がわかった気がした。

「何?恋してるの?」
「…二目惚れ?」

「なにそれー」とまた笑う藍。

「で、誰なの?」
そう問いかけられると大きく心臓が跳ねる。
「ダ!?誰って…え、えぇ〜…と」

流石に言えない。まだ言えない。
だって先生だよ?
なんか、言い難い。クラスメイトとかじゃないから。
しかも転校初日って…初恋というおまけ付きだし。


うーんうーん…と頭をひねっていると教室のドアが開き先生が入ってきた。

皆が急いで席に座っていく。
私は藍に「年上の人」とだけ伝えた。
藍は「応援する」と言ってニヤニヤ笑っていた。

朝の挨拶をしてもう一度座る。
目の前の先生はやっぱり眼鏡の逆光で目が見えなくて、あの色にもう一度捕えられてみたい…なんて思ったりしてしまう。

でもあんな事を言った手前、ガッツリ顔を見る訳にもいかないので下を向いて妄想するけど王子様役のイケメンは全部先生で。
…恋をするだけでこんなに変わるのか。

先生が王子様なんて絶対他の人から見たら似合わないのに、私から見たら似合っているのが不思議でならない。


『恋って不思議!』

どこかの誰かが言ったかも分からないがよく聞くセリフに、私は今日なら「そうだね」と言える気がした。

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レナ - 私も土籠先生推しです! (2021年3月28日 15時) (レス) id: 2bc4f3e9d1 (このIDを非表示/違反報告)
すばる - ファブリーズの匂いの土籠先生で吹きました〜、めちゃ面白いです◎ (2020年3月4日 13時) (レス) id: 14827cf9ea (このIDを非表示/違反報告)
パニリン - 面白いので是非更新お願いします (2020年2月16日 22時) (レス) id: f163eb0bcd (このIDを非表示/違反報告)
繋(つなこ)(プロフ) - 透空さん» 本当ですか!?土籠先生推しとしてめちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (2019年1月24日 23時) (レス) id: d7f081f2ef (このIDを非表示/違反報告)
透空(プロフ) - とっても面白いです!花子くんと輝くん推しですけど、土籠先生も良いなってこの作品を見て思いました。更新頑張ってくださいっ。 (2019年1月24日 23時) (レス) id: 3bf9f61dac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年1月24日 19時

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